第二に、新型肺炎の共同予防・共同コントロールを強化する。中日韓3カ国には緊密な人の往来がある。新型肺炎に直面し、自国民の生命の安全と身体の健康を守り、地域と世界の公衆衛生の安全を維持することは中日韓を含む世界各国が果たすべき責任だ。中日韓3カ国は密接に意思疎通・協力をし、共同予防・共同コントロールを展開し、科学的・専門的な措置を共に取り、新型肺炎の国境を越えた拡散を阻止し得る。
第三に、新型肺炎によって生じたさまざまな行き過ぎた反応と差別に共同で反対する。中国で事態が発生した後の世界の反応からみて、日韓両国で感染が急速に広まるにつれ、両国さらには東アジア全体に対するさまざまな行き過ぎた反応と差別は増える可能性がある。中日韓3カ国は密接に協力し、力を合わせて世界に向けて説明し、ウイルスに対するパニックが中日韓に対する行き過ぎた反応と人種差別に変わるのを回避すべきだ。
現在、中日韓3カ国はいずれも全力で新型肺炎と戦う要の時期にあり、中日韓3カ国がこの度の事態を契機として、手を携えて新型肺炎と戦う努力を友好と協力を深める巨大な原動力に転化させ、運命共同体構築に向かって共同で努力することを望む。
(王俊生 中国社会科学院アジア太平洋・グローバル戦略研究院研究員)
「北京週報日本語版」2020年3月4日