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安定した中米関係は世界にとって有益
  ·   2019-12-31  ·  ソース:人民網
タグ: 中米関係;経済貿易;政治
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人民日報は「国紀平」名の31日付論説で「極めて複雑な現在の国際環境の下、中米が第1段階の経済貿易合意に達したことは中国と米国にとって有益であり、世界全体の平和と繁栄にとって有益だ」と強調した。人民日報が伝えた。

論説は「中米双方が平等と相互尊重を基礎に第1段階の経済貿易合意に達すると、太平洋両岸、さらには全世界の市場が直ちに前向きな反応を示し、双方が問題解決の方向に向けて一歩前進したことを歓迎した」と指摘。

「大国間の関係において困難は避けがたいが、主軸は何か?相互衝突ではなく相互協力であり、相互抑止ではなく相互促進だ」と強調した。

論説は「今日、1年余り続いている中米経済貿易摩擦を詳細に見ると、人々はなおさらに次のような現実が理解できる。経済と技術は世界を1つに結んでおり、中米間の利益は融合が進んでいる。協力の中で溝が生じることは避けがたいが、強権が正義を押し潰すことはできず、協力こそが最良の選択だ。米側は対中貿易摩擦を仕掛けたが、中国側はいかなる最大限の圧力にも決して屈服せず、国家の核心的利益と国民の根本的利益を断固として守っている。戦いを恐れず、粘り強く交渉する。中国側は終始理性と冷静さを保ち、両国の共通利益と世界貿易秩序の大局を守る観点から、対話と協議による問題解決を堅持し、最大限の辛抱強さと誠意を持って米側の示した懸念に応じ、『小異を残して大同につく』姿勢で溝に適切に対処し、様々な困難を克服し、実務的解決策を示し、両国間の経済貿易協議を推進するために苦しい努力をしている」と指摘した。

また、1972年のニクソン米大統領訪中を振り返り、この訪問が人々にもたらした重要な啓示として「当時隔絶の硬い氷を打破して太平洋を越えた握手を実現するのであれ、現在困難を克服して溝を管理するのであれ、必要なのは非凡な戦略的観点と卓越した政治的知恵だ」と指摘した。

論説は「40数年前の『ピンポン外交』が『ウィンウィン』をもたらすことができたのはなぜか?米側はかつて『ここに最大の勝者がいる。これは誰が卓球の試合に勝ったかよりも重要なことだ。その最大の勝者とは、米中両国民間の親善だ』と感慨を催した。これは後世の啓発となりうる知恵ある結論だ。40年余りの実践は、中米の共通利益を最大化するためにチャンスを創造することこそが正しい道であり、世界各国のウィンウィンを実現することこそが追求すべき最大の勝利であることを繰り返し証明している」と指摘。

最後に「中米が第1段階の経済貿易合意に達したという事実がすでに、双方が中米の経済貿易協力の互恵・ウィンウィンというメインストリームを終始把握し、相手国の尊厳・主権及び核心的利益を終始尊重しさえすれば、前進する中で生じる困難を克服し、新たな歴史条件の下で中米の経済貿易関係の前向きな発展を促進し、両国及び両国民に幸福をもたらすことができるということを物語っている」と強調した。

中米双方は13日、平等と相互尊重を基礎に第1段階の経済貿易合意に達した。19日、中国商務部(商務省)の高峰報道官は、中米が第1段階経済貿易合意の署名など後続作業について緊密に意思を疎通していることを明らかにした。

(「国紀平」は人民日報の著名な論説欄で、通常重大な国際問題について中国の立場と観点を詳述する)(編集NA) 

「人民網日本語版」2019年12月31日

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