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理性は中米関係維持の基礎
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· 2019-12-10 · ソース:人民網 |
タグ: 中米関係;米国;政治 | 印刷 |
現在中米関係は正念場にあり、いくつかの困難や試練に直面している。いかにして誤解や誤った判断を回避し、相互理解を増進するか。とりわけ、いかにして米国の一部が対中認識不足で、偏見をひけらかすことにより挽回困難な破壊的結果を招くことを防ぐかが、正しい解決策を見出さなければならない重要な問題となっている。(人民日報「鐘声」国際論評)
最近、マッキンゼー・アンド・カンパニーの名誉シニア・パートナーであるピーター・ウォーカー氏の著書『Powerful, Different, Equal: Overcoming the misconceptions and differences between China and the US』が出版された。同書は中国に関して型にはまった先入観に満ちた西側メディアの報道について弁証法的分析を行い、米側が中国に対して様々な読み誤りをしていることを明らかにしている。そして、中国の発展を理性的に認識し、誤った戦略判断を防ぎ、双方及び世界に対して責任ある選択をするよう主張している。こうした見解の提示は、現在の米国の一部政治屋に対して警鐘を鳴らしたものと言える。
かつて米国のある論者は「中米両国関係にとっては、両文化間の認識の大きな溝を縮小することが、両国間の貿易赤字を縮小することと同様に重要だ」と指摘した。「米国に来たことのある中国人は約2600万人いるが、中国に行ったことのある米国人は100万人足らずだ。このため米国人は中国に対する知識が非常に少なく、米国の一部エリートは中国及びそのガバナンスモデルについて何一つ知らないことさえある」。ウォーカー氏は統計と比較分析を用いて、中米の対相手国認識が非対称であるとの結論を得た。米国社会は党派党争と選挙での利己的行動がはびこっている。このため米国の一部政治屋には、中国共産党が常に国家と国民の利益の維持を優先してきたこと、そして他国にも自国の問題をしっかり解決するよう一貫して求めてきたことを理解するのが困難だ。米国はその歴史において真の意味の侵略を受けたことがない。このため米国の一部政治屋には、近代以降侵略と植民の苦しみをさんざん受けてきた中国国民の、国家の主権と領土的一体性を守る断固たる決意を理解するのが困難だ。
政治制度、発展段階、歴史・文化などがいずれも大きく違う中米両国間に摩擦や溝があるのは避けがたいことだ。重要なのは、客観と理性と基礎に認識を築くことだ。
新中国成立以来70年、中国国民は自力更生し、錬磨前進し、自らの勤勉と汗によって、世界の注目する発展の成果を創造し、人類発展の歴史に偉大な物語を記した。来た道を振り返ると、中国の特色ある社会主義は中国が発展と安定を続けることのできた最も根本的な原因であり、全中国人から心から支持されている。未来を展望すると、中国は確固不動として引き続き中国国民の選択した道に沿って歩んでいく。中国の発展を抑え込み、さらには中国の発展路線を改変しようと企てるいかなる幻想も水泡に帰すことに何の疑いもない。理性を基礎に決断することのできる者でさえあれば、誰しもが共同発展、協力・ウィンウィンという大勢に順応することの必要性を理解するだろう。
理性を基礎に中米関係の前向きな発展を後押しすることが、双方の共通利益によって決定される必然であり、中米双方にとってプラスであり、世界にとってもプラスであるということは、繰り返し強調する価値がある。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年12月9日
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