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中国の揺るぎない立場と責任を担う姿勢を明確にした「白書」
  ·   2019-06-03  ·  ソース:北京週報
タグ: 中米経済貿易;中米関係;政治
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国務院新聞弁公室は6月2日、「中米経済貿易協議に関する中国側の立場」白書を発表した。これは昨年9月24日に公布された「中米経済貿易摩擦の事実と中国側の立場」白書に続いて、中国が再び中米経済貿易問題について発表した白書となる。

約8300字に及ぶ白書はアメリカが協議において3度も前言を翻した真相を初めて公開しており、これは最近のアメリカの一部の政治関係者極めて圧的な方法で脅すことに対する力強い反撃といえる。

つい先月、アメリカは2018年12月1日にアルゼンチンで行われた中米トップ会談における重要合意を無視し、双方の交渉団による幾度にも及ぶハイレベル経済貿易協議で問題の大部分は意見の一致をみたという重大な進展を顧みることなく、対中追加関税の引き上げを発表し、さらには国家の安全を名目としてファーウェイなど多くの中国企業に次々と「ロング・アーム管轄権」による制裁を行った。さらには協議において中国の立場が「後退した」と根拠もなく無責任に非難するなど、やりたい放題の暴挙の数々は世界を騒然とさせている。

「中米経済貿易協議が重大な挫折に直面した責任は完全にアメリカ政府側にある」。事実が証明しているように、協議で毎回紆余曲折が絶えなかった要因はアメリカが合意に違反し、前言を翻し、約束を守らなかったからだ。アメリカの一連の保護貿易措置は世界貿易機関(WTO)ルールに違反しており、多角的貿易体制にダメージを与え、グローバル産業チェーンを著しく妨害し、経済グローバル化の流れに重大な脅威を及ぼしている。

アメリカの新たな関税による脅しに対し、中国は中米経済貿易関係を維持するという大局に立ち、理性と自制的態度を保ち、なおもアメリカに赴いて第11回経済貿易協議に参加した。そして、アメリカとの対話によって経済貿易の溝を解決するという最大限の誠意と責任ある態度を示した。

貿易戦争について、中国は戦争を望んではいないものの、恐れているわけではなく、必要とあれば戦うことも辞さないとする態度を一貫して変えていない。中国は6月1日よりアメリカからの一部の輸入品について追加関税を引き上げると発表し、アメリカは中国が輸出したレアアースによって作られた製品を利用して中国の発展を抑えつけるなどと妄想してはならないと警告した。また、中国商務部は「信頼できない企業リスト」制度を立ち上げると公布し、中国の関係部署はアメリカ宅配大手のフェデックス社が顧客の法的権利を侵害した嫌疑について立件調査を決定した――。これら最近の中国による反撃措置は、中国は既にいかなる挑戦も迎え撃つ準備ができていることを実際の行動によって証明しており、国外に向けて「対話を求めるのであれば常に扉は開いており、争いを望むのであれば最後まで戦う」という言葉が持つ真の意味を伝えることとなった。

「中米経済貿易協議の方針において、中国は過去ではなく未来を見据えている」。経済のグローバル化が進む時代の流れ、世界経済の安定繁栄という共通の期待、そして人類社会全体の幸福に着目し、中国は白書を通じて全世界に責任ある大国としての立場と態度を示した。

中米は和すれば利し、争えば共に傷つく。協力は双方にとって唯一の正しい選択である。協議にあたり、中国の原則的立場は一貫して明確だ。中米の経済貿易分野における溝と摩擦は最終的に対話と協議によって解決されなければならない。ただし協力には原則があり、協議には限界が存在する。重大な原則上の問題において中国は決して譲歩しない。もしアメリカが話し合いを続けたいのならば、中国の主権と尊厳を尊重し、中国と同じ目標に向かって歩み寄り、互恵平等の合意達成を共に推し進める必要がある。これは中米両国民の利益にかなうものであり、また世界各国の期待に沿うものでもあるのだ。 

「北京週報日本語版」20196月3

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