中文 | English | Français | Deutsch
 
 
ホーム 政治 経済 社会 中日交流 文化 文献 特集
ホーム >> 政治 >> 本文
  • descriptiondescription
楊瑩代表 バラで農民を「小康の道」へ導く
本誌記者 曾文卉  ·   2018-03-06
タグ: 全人代;農業;政治
印刷

楊瑩全人代代表

今年初めて全国人民代表大会(全人代)の代表に選出された海南玫瑰谷産業発展有限公司の楊瑩会長は北京に到着したその日に、滞在先の部屋に美しい生花を飾った。彼女にとって、生花はなくてはならないものだ。 

2013年4月9日、習近平総書記は楊さんが所属する亜竜湾国際玫瑰谷を視察し、「『小康』(ややゆとりのある)か、そうでないかのカギは、農民にある」という一言を残していった。この言葉はずっと楊さんの心に刻みつけられている。 

見た目は温和で話し方も穏やかな楊さんは遼寧省の出身で、大学を卒業後に上海で起業し花卉の栽培と販売に従事した。2006年に偶然、三亜市の指導者が上海を訪れ花卉市場を視察し、三亜市でもバラを栽培できると言った。そして楊さんは三亜市へ行くことにしたのだ。 

三亜市に来たばかりの頃、現地の村はとても貧しかったと楊さんは振り返る。2006年、楊さんは三亜市南山で女の子が幼い弟を背負いながら畑仕事をしているのを見かけた。その女の子はなぜ学校へ行っていないのか聞くと、現地の人はお金がなくて学校に行けないのだと答えた。「この瞬間、私は三亜市のバラ栽培に投資しようと決めたのです」。 

2年間かけて、ようやく三亜市でのバラの試験栽培に成功した。2009年、楊さんは亜竜湾博後村に133ヘクタールあまりの土地を借り、農民が毎月借り賃の徴収を担当するように決めた。 

2014年初め、習近平総書記の視察から1年足らずで、楊さんはバラに関する第二次産業を少しずつ発展させた。バラのエッセンシャルオイル、「バラ餅」(バラの餡を生地で包んで焼いた菓子)、バラ茶などの製品が作られ、農民の収入は次第に増加していった。その後、玫瑰谷は伝統的な農業形態から「農業+観光」という現代的な農業形態へ転換した。観光客数は毎年だんだん増えており、昨年の観光客数は140万人以上に達し、農民の収入はついに一世帯当たり数千元から5、6万元、ひいては7、8万元にまで増加した。 

楊さんは、今後5年間における目標は産業都市を発展させることと、現地の人々の年収を15万元にまで引き上げてハイレベルの「小康社会」を実現させることだと語る。 

「バラは一生をかけて探求すべき産業です」。楊さんはバラを愛しており、亜竜湾でバラを栽培することは一種の愛情であり、全人代の代表になったことは一種の責任だと語った。 

「北京週報日本語版」20183月6 

シェア:
リンク  

このウェブサイトの著作権は北京週報社にあります。掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。


住所 中国北京市百万荘大街24号 北京週報日本語部 電 話 (8610) 68996230
  京ICP备08005356号 京公网安备110102005860号

中国語辞書: