習近平国家主席は１１月９日、北京・人民大会堂で米国のトランプ大統領と会談した。両国元首は中米関係及び共に関心を持つ重要な国際・地域問題について、幅広く、突っ込んだ意見交換を行った。 

双方は次のような認識で一致した。今年に入ってから、中米関係は重要な進展を遂げた。中米関係は両国民の幸福に関わり、世界の平和、安定、繁栄に関わっている。協力は中米両国にとって唯一の正しい選択であり、ウィンウィンの関係を築いて初めてより素晴らしい未来が開ける。 

双方は以下の点で同意した。引き続き元首外交の両国関係に対する戦略牽引作用を発揮し、両国のハイレベル及び各レベルの交流を強化し、４つのハイレベル対話メカニズムの作用を十分に発揮し、経済貿易、両軍、法執行、人・文化などの分野での交流協力を拡大し、重大な国際・地域問における意思疎通と協調を強化し、中米関係がより大きく発展するよう促していく。 

習近平主席は次のように強調した。中米関係は新たな歴史のスタート地点にある。中国は米国と共に、互いに尊重し、互恵互利の関係を築き、協力に焦点を当て、意見の食い違いを調整し、両国民、そして地域や世界の人々に何かを得たことによる満足感をより多くもたらすことを望んでいる。 

トランプ大統領は次のように述べた。米中関係は偉大な関係である。米中協力は両国の根本的利益に合致し、現在の世界の重大問題を解決する上でも非常に重要だ。引き続き習近平主席と密接な意思疎通を図り、米中関係が深く発展するよう促し、両国が国際関係においてより密接に協力していくことを望む。