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中国がグローバル・セキュリティガバナンスに新構想
  ·   2017-09-28
タグ: セキュリティ;安全保障;政治
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国際刑事警察機構(ICPO)の第86回総会が26日、北京国家会議センターで開かれた。習近平国家主席は開幕式で「協力・革新・法治・ウィンウィンを堅持し、グローバル・セキュリティガバナンスを連携して展開」と題した基調演説を行い、各国の政府及び法執行機関、国際組織と共に、協力・革新・法治・ウィンウィンの旗を高く掲げ、警察業務・安全分野の協力を強化し、普遍的に安全な人類運命共同体を共に構築したい考えを強調した。(文:蘇暁暉・中国国際問題研究院国際戦略研究所副所長。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

現在、世界では安全問題の連動性、国際性、多様性が一層顕著となっており、グローバル・セキュリティガバナンスが差し迫って重要となっている。習主席は、「安全問題は確かに人類の前途命運に関わる重大な問題であり、各国と国際社会は非常に重視しなければならない」と指摘した。現在、世界と地域の焦点となる問題は複雑かつ解決困難で、非伝統的な安全保障上の試練が日増しに顕著となっており、グローバル・セキュリティは依然厳しい状況にある。特にテロ活動が頻発し、国際テロ対策は依然として複雑でもろい状況にある。テロリズムのイデオロギーと過激な思想がネットやSNSを通じて全世界に拡散され、各国内でテロの脅威が急激に高まっており、国際社会の安全と安定に深刻な影響を与えている。テロリズムの脅威への対処はグローバル・セキュリティガバナンスの重要課題であり、難題でもある。

普遍的な安全を基本原則に、グローバル・セキュリティガバナンスに取り組まねばならない。絶対に安全な理想郷は世界に存在しない。ある国の安全が他国の動揺のうえに築かれてはならない。ある国が安全で他の国が安全でないことがあってはならず、また一部の国が安全で他の一部の国が安全でないことがあってはならない。ましてや他国の安全を犠牲にして自らのいわゆる絶対的安全を図ることがあってはならない。また、他国にとっての安全上の脅威は自国にとっての試練にもなりうる。非伝統的安全保障の問題は国境を越え、拡大が急速で、危害が大きく、除去が容易でない。単独で対処する力は世界のどの国にもない。したがって「自らの門前の雪を掃き、他人の瓦の上の霜は顧みない」ことがあってはならない。

習主席は一連の国際会合で中国の安全保障観、グローバル・ガバナンスの思想・理念を明確にしてきた。今回のICPO総会での演説では、グローバル・セキュリティガバナンスに対する中国独自の提言をさらに際立たせた。

第18回党大会以来、人類運命共同体の構築が次第に中国外交の重要な旗となっている。中国は人類運命共同体構築のために「五位一体」の道筋と布陣を示した。これは公道・正義、共同建設・享受の安全構造を含む。中国は自国の責任を真剣に履行し、グローバル・セキュリティガバナンスに新構想を示し、各国と共に人類運命共同体構築のためにたゆまず奮闘していくこととなる。(編集NA)

「人民網日本語版」2017年9月28日

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