また、かつてない大きな変動のさなかにある国際情勢に触れ、中国の特色ある社会主義に向かって前進する今日の中国が中華民族の偉大な復興という中国の夢をかなえるには、堅固な基盤と自信が必要だとした上で、「その道のりにおいては試練やリスク、障害、対立が避けられない。新たな歴史的特徴を持つ偉大な闘争が必要だ」と指摘。優秀な軍隊の必要性と、人民の軍隊を世界一流の軍隊化することの緊急性を強調し、軍事力強化の推進を打ち出した。軍事力強化においては、軍に対する党の絶対的指導の堅持、党の軍事指導理論の堅持・発展、戦闘態勢の維持、政治主導の軍隊建設・改革による軍事力強化・科学技術による軍隊振興・法による軍隊管理の堅持と国防・軍隊の現代化、軍民融合発展の推進・軍民一体化の国家戦略体系と能力の構築、「人民に奉仕する」根本理念の堅持が必要だと強調した。
その一方で習総書記は、「中国は終始世界平和の建設者、世界発展の貢献者、国際秩序の擁護者であり、中国の軍隊は終始世界平和を守る上で揺るがぬ力である。中国の軍隊はこれまでと変わることなく国際軍事交流協力を展開し、世界的な安全保障上の課題に共同で対応し、中国の国際的地位にふさわしい責任と義務を積極的に履行し、人類運命共同体構築の推進に貢献していく」と述べた。
また祝賀大会の進行役を務めた李克強総理は、「習近平同志を核心とする党中央を中心にしっかりと団結」するよう呼びかけ、「中国の特色ある軍事力強化の道を歩み、党の新情勢下における軍事力強化目標を達成し、中華民族の偉大な復興という中国の夢を実現するためにたゆまず奮闘しよう」と述べた。