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習近平総書記の中国人民解放軍創設90周年祝賀大会演説
(要旨) |
· 2017-08-08 · ソース: |
タグ: 中国人民解放軍;創設90周年;政治 | 印刷 |
中国人民解放軍創設90周年祝賀大会が8月1日午前10時、北京の人民大会堂で行われた。習近平・中国共産党中央総書記、国家主席、中央軍事委員会主席は同祝賀大会に出席し、重要演説を行った。以下はその要旨。
中国革命と武装化の必要性
90年前、半植民地・半封建社会の状態だった中国で、「民族独立と人民解放のため、帝国主義、封建主義、官僚資本主義を打倒するために、中国共産党と中国人民は不撓不屈の極めて苦しい闘争を繰り広げた」。そのさなかで「国民党反動派が革命と人民を裏切り、中国共産党員と革命を支持する人々に刃を向けた」ために、「中国共産党は滅亡の危険にさらされ、中国革命は存亡の瀬戸際に追い詰められた。厳しい闘争と流血の教訓を得て、革命の武装がなければ武装した反革命と戦って勝つことも、中国革命を指導するという重任を担うことも、中国革命の勝利を収めることも、中国人民と中華民族の運命を変えることもできないことに我が党は気づいたのである」と述べ、革命を遂行する上で中国共産党が武装化する必然性があったことを強調した。
その上で、1927年8月1日に中国共産党が江西省南昌で起こした南昌蜂起を「中国共産党が革命戦争を単独で率い、人民の軍隊を創設する発端となり、中国革命の新紀元を切り開いた」と位置づけ、それ以降、「中国共産党指導下の人民の軍隊は、中国の人民のために解放と幸福を追求し、中華民族の独立と復興を図る歴史の大きな流れに勇敢にもその身を投じ、中国人民・中華民族の運命としっかりと結びついた」と述べた。
軍の偉大な歴史的功績
人民の軍隊の果たした役割について、「90年来、人民の軍隊は幾度も戦火を経験し、多くの困難を克服し、障害を乗り越え、極めて大きな犠牲を払いながら、幾度も輝かしい勝利を収め、党と人民のために偉大な歴史的功績を残してきた」と称えた。武装革命闘争期、社会主義革命・建設期、改革開放期の3つの期間に分けて、人民の軍隊が各時期に果たした偉大な歴史的功績を挙げた。
(1)「人民の軍隊は、党が指導した22年の武装革命闘争において」、「国内外の敵を打ち負かし、土地革命戦争、抗日戦争、解放戦争で偉大な勝利を収め、『三つの山』のように中国人民の頭上にのしかかっていた帝国主義、封建主義、官僚資本主義を打倒し、鮮血と命をもって人民が主人公となって政治参加する新中国建国のために堅固な基盤を固め、中華民族が近代以降立ち遅れのために叩かれてきたという受動的局面を覆した」。
(2)「人民の軍隊は、積極的に社会主義革命・建設に身を投じ、祖国を防衛し人民の平和的労働を守る職能を全面的に履行し、抗米援朝戦争(朝鮮戦争)や辺境自衛作戦を勝利のうちに遂行し、国威と軍威を発揚し、祖国の辺境と沿海領土を防衛し、新生人民政権を強化し、中国の大国としての地位を築き、中華民族の尊厳を守る上で強い後ろ盾となった」。
(3)「人民の軍隊は、積極的に改革開放という新しい偉大な革命に身を投じ、国家改革発展安定の大局に奉仕し、これを保障し、法に基づいて香港・澳門(マカオ)防備の職責を履行し、国の安全保障が直面する各種脅威に効果的に対応し、いかなる形の分裂破壊活動も断固として取り締まり、積極的に対外軍事交流協力と国連平和維持活動(PKO)に参加し、中国共産党の指導と中国の社会主義制度を守り、国の主権、安全、発展利益を守り、中国が発展するための重要な戦略的チャンスを守り、地域と世界平和を守るための強大な支えとなってきた」。
こうした功績を踏まえ、中国は「立ち上がり、豊かになり、強くなるという偉大な飛躍を成し遂げた。これは中国共産党のねばり強い指導の勝利であり、中国人民のたゆまぬ奮闘の勝利であり、人民の軍隊の勇敢な闘いの勝利でもある」と総括した。
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