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協力が中米の最大公約数
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· 2017-03-21 |
タグ: 中米関係;習近平主席;政治 | 印刷 |
中国の習近平国家主席は19日、米国のティラーソン国務長官と北京で会談した。習主席は「現在、中米関係の発展は重要なチャンスを迎えている。中米両国は良き協力パートナーとなることが完全にできる。双方がこの最大公約数を堅持しさえすれば、中米関係は正しい方向へと発展する」と指摘した。この姿勢表明は、中米関係の積極的な方向への平穏な移行と発展を推進する助けとなる。(文:阮宗沢・本紙特約論説員、中国国際問題研究院常務副院長、研究員。人民日報海外版掲載)
ティラーソン国務長官の今回の訪中には地ならしの側面もある。双方は両国首脳の電話会談の精神に照らし、次の段階の首脳その他のレベルの交流を入念に準備し、重要なハイレベル交流の順調、成功、実りある成果を確保する。
昨年11月にトランプ氏が米大統領に当選して以来、中米は一貫して緊密な意思疎通を保ち、ハイレベルの相互交流を絶やさず、中米関係について重要な共通認識にいたった。これは次の段階の中米関係の発展にとって計り知れない意義を持つ。2月10日、習主席はトランプ米大統領との電話会談で「中米両国は相互に補完し合い、促進し合うことが完全にでき、良き協力パートナーとなることが完全にできる。良き中米関係は、両国民の根本的利益に合致し、中米両国の世界に対するしかるべき責任でもある」と指摘した。トランプ大統領は「米国民は米中関係の発展を幅広く支持している。米中は協力パートナーとして共に努力することで、両国関係を歴史的な新たな高みへと押し上げることができると信じている」と表明した。
ティラーソン長官は訪中時に「米側は非衝突・非対立、相互尊重、協力・ウィンウィンの精神に基づき対中関係を発展させ、相互理解を強化し続け、米中の調整・協力を強化し、国際社会の直面する試練に共同対応することを望んでいる」と繰り返し表明した。これは中国側の提唱する新型の大国関係と完全に一致する。双方ともに「協力パートナー」として中米関係を定義し、両国関係の一層の発展を期待していることが分かる。
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