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朝鮮核問題で試されるトランプ大統領の対朝思考
  ·   2017-02-14  ·  ソース:
タグ: 朝鮮核問題;トランプ政権;政治
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朝鮮国営通信社は13日、12日に行われた「北極星2号」型地対地中距離戦略弾道ミサイル発射実験が成功したと伝えた。朝鮮側はさらに、大出力固体燃料ロケットエンジンで進展があり、朝鮮最高指導者の金正恩(キム・ジョンウン)氏が現場で12日の弾道ミサイル発射実験を指導したと発表した。

米国のトランプ大統領本人はまだ朝鮮のミサイル発射について反応を示していないが、トランプ大統領がどのような態度を示し、どのような行動を取るのかにピョンヤンは最も注目している。

これまで朝鮮が核兵器や弾道ミサイルの実験を行った場合、米韓は概ね次の2つの方向に向かって尽力するという反応を取ってきた。1つは対朝制裁を強化し、朝鮮への軍事的威嚇を拡大すること。2つ目は中国に対し朝鮮への「コントロール」を強化するよう呼びかけ、彼らに解決できない問題を中国が解決してくれるのを期待することだ。

効果はどうだったか?その答えは世界中誰の目にも明らかだ。ますます活発化する朝鮮の核ミサイル実験について、米韓にこんな万能の説明をしている。「中国が対朝制裁に力を尽くしていないから、朝鮮は後ろ盾があるのをいいことにして何物も恐れない態度に出ている」というものだ。

トランプ政権が従来通りの古臭い対朝思考に陥った場合、次のような状況が予想できる。トランプ大統領の在任期間中、朝鮮核問題は現状のような行き詰まりの状態が続き、朝鮮は今後も不定期に核ミサイル実験を行い、国連安全保障理事会は絶えず会議を開いて、制裁項目をいくつか増やす。もしくは朝鮮半島で戦争が勃発し、この長引いている危機が大規模な流血という形ではっきり表れる。

事態がこの2つの状況へと向かうことはトランプ大統領の望むところではないはずだ。そうであるならば、米国側の半島に対する戦略を調整する必要がある。

まず、トランプ大統領は次の点を本当の意味で理解する必要がある。朝鮮の核保有は冷戦が半島に残した極端な現象であり、それはあくまで米韓と朝鮮間の問題であって、問題を引き起こしたわけではない中国が始末をつけることはできない。米韓と朝鮮の関係が大きく緩和されなければ、朝鮮に核放棄の原動力は生まれない。中国は緊迫した朝鮮核問題が若干緩和するよう促し、戦争勃発を防ぐことしかできず、朝鮮に核保有の意志を変えさせることまではできない。

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