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ウィンウィンの関係を築く中国・スイス2国間協力
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江時学 (中国社会科学院欧州研究所研究員) · 2017-01-10 |
タグ: 習近平国家主席;スイス;政治 | 印刷 |
2014年7月1日、中国・スイス自由貿易協定が正式に発効した。中国商務部の高虎城部長は次のような見方を示した。「中国・スイス自由貿易協定は全面的でハイレベルな互利互恵の協定だ。まず、協定の関税撤廃率が高い。この協定の発効後、スイスは中国の99.7%の輸出に対し即時関税を撤廃し、中国側はスイスの84.2%の輸出に対し最終的に関税を撤廃する。一部の関税引き下げ対象製品を加えると、スイス側の関税引き下げ対象製品の比率は99.99%にも上り、中国側は96.5%に達する。この2つの比率は一般の自由貿易協定の関税引き下げ水準である90%を大きく上回る。次に、同協定は両国産業のリンク協力に広々とした環境を提供した。第三に、同協定は環境、労働、雇用協力、知識財産権、政府調達情報交流及び競争といった分野の多くのルールに内容が及んでいる。間違いなく、同協定の実施は中国・スイス双方の経済貿易関係強化の決意と自信を体現し、また中国政府が確固として開放を拡大する決意と自信を体現し、さらには中国が積極的に経済グローバル化と地域経済一体化に参画していく上での願いと行動も体現している。
中国とスイスの2国間関係は多くの分野でよい結果を出している。こうした成果は、先進国と発展途上国、或いは大国と小国との間で、平等な協力を展開し、本当のウィンウィンの関係を築くことが完全に可能であることを存分に示している。
「北京週報日本語版」2017年1月10日
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