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習近平国家主席がICPO総会開幕式で基調演説
  ·   2017-09-27
タグ: 習近平国家主席;ICPO;政治
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基調演説を行なう習近平国家主席(新華社記者李学仁撮影)
 習近平国家主席は26日、北京国家会議センターで行なわれた国際刑事警察機構(ICPO)の第86回総会開幕式で、「協力・革新・法治・ウィンウィンを堅持し、グローバル・セキュリティガバナンスを連携して展開」と題する基調演説を行ない、各国の政府及び法執行機関、国際組織と共に、協力・革新・法治・ウィンウィンの旗を高く掲げ、普遍的に安全な人類運命共同体を共に構築したい考えを強調した。

習主席は「ICPOは設立から100年近く、世界各国の警察当局の共通認識を凝集し、国際法執行・セキュリティ協力を深め、犯罪の共同取り締まりにかけがえのない重要な役割を発揮してきた。中国は1984年にICPOでの合法的議席を回復して以来、ICPO及び加盟国警察当局と法執行・セキュリティ協力を深め続け、世界の安全と安定の維持に貢献してきた」と指摘。

「平和と発展を促進するには、まず安全と安定を維持する必要がある。安全と安定なしに、平和と発展は語れない。中国は各国の政府及び法執行機関、各国際組織と共に、警務及びセキュリティ面の協力を強化し、普遍的に安全な人類運命共同体を共に構築したい」と強調した。

習主席は国際法執行・セキュリティ協力の強化について、次の4点を訴えた。

(1)協力・共同建設を堅持し、永続的安全を実現する。世界の命運は各国が共同で掌握すべきであり、世界の問題は各国が共に協議すべきだ。各国共に世界と地域の安全問題に平等に関与する権利があり、世界と地域の安全を維持する責任もある。大国は自らの役割をしっかりと発揮すると同時に、数多の途上国を始めとする他国がグローバル・セキュリティガバナンスに平等に関与することを支持し、促すべきだ。

(2)改革・革新を堅持し、共同ガバナンスを実現する。各国政府及び政府間組織はセキュリティガバナンスの主体的責任を担うと同時に、非政府組織(NGO)、国際企業、民間組織の積極的な参加を促し、セキュリティガバナンスの合力を形成する必要がある。

(3)法治精神を堅持し、公平・正義を実現する。国家間の法執行・セキュリティ協力の展開においては、各自の法律を遵守すると同時に、国際法の平等で統一的な適用を確保する必要があり、ダブルスタンダードがあってはならず、自らに都合が良ければ適用し、都合が悪ければ破棄することがあってはならない。

(4)互恵・ウィンウィンを堅持し、均衡ある普遍的恩恵を実現する。各国はウィンウィンの理念を揺るがす遂行し、自らの安全を図る際に他国の安全にも配慮し、互恵・ウィンウィンの安全の道を歩むべく努力する必要がある。大国は安全と発展において先進国と地域をさらに支持する必要がある。

習主席は「現在、中国社会は安定し秩序が保たれ、国民は安心して暮し、楽しく働いており、中国は世界で最も安全な国の1つだと考える人が増えている。これは世界の安全と安定への中国の貢献だ」と強調した。

ICPOは世界でカバー範囲が最も広く、加盟国が最も多く、代表性が最も広範な国際法執行協力組織。第86回総会は9月26~29日にかけて北京で開催され、158カ国・地域の法執行関係者、ICPOトップ、国際機構代表らが出席している。(編集NA) 

「人民網日本語版」2017年9月27日

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