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G20杭州サミットのテーマ「4つのI」には各々深い意味
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· 2016-08-15 |
タグ: G20;革新;政治 | 印刷 |
■「活力ある」は世界経済ガバナンスを整え、合理的でない部分を改革し、世界経済の危機対処力を高め、経済成長の潜在力を解き放つことを指す。
人が活力あるためには、良好な神経系統が不可欠だ。同様の理由で、世界経済が活力あるためには、良好で合理的な「神経系統」――つまり整った公正な世界経済ガバナンス体制が不可欠だ。世界経済ガバナンス体制を整えるために、まず解決する必要があるのが国際通貨基金(IMF)のクオータ改革であり、既定の改革計画を実行するとともに、特別引出権(SDR)通貨バスケットが世界経済・金融運行の現実を反映するようにし、人民元をSDR構成通貨とすることだ。IMFの改革計画は5年前にすでに合意されたが、米国は実行を拒み続けている。どうするか。これは中国の主催するG20で避けて通れない問題だ。グローバル・ガバナンス体制において、中国はすでに全ての主要な国際組織に加盟しており、国際秩序の主要な関与者だ。BRICS、アジアインフラ投資銀行(AIIB)など新興の国際制度を通じて、中国はグローバル・ガバナンス体制の改革推進者の1つとなった。そして2016年のG20によって、中国はグローバル・ガバナンスプロセスの主要な調整者となる。
■「連動した」は連動式発展を指し、貿易と投資の促進、インフラのコネクティビティ強化、世界経済の共同発展の推進を含む。
グローバル・バリューチェーンの時代にあって、どの国も単独では発展を実現できず、どの地域貿易小集団の効果も長続きはしない。中国の提唱する「連動式発展」の概念は、垣根を取り払い、資源が移動し、共に話し合い、共に構築し、共有する発展の実現だ。
習主席はG20サミット発言で、貿易と投資を世界経済の「血液の流れ」にたとえた。血液が通じれば体は健やかになる。したがって、中国の主催するG20は、貿易と投資をさらに後押しし、WTO多角的貿易交渉の前向きな発展を促す。
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