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G20杭州サミットのテーマ「4つのI」には各々深い意味
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· 2016-08-15 |
タグ: G20;革新;政治 | 印刷 |
中国の習近平国家主席は2015年11月16日、次回G20サミットを杭州で開くこと、サミットのテーマを「革新的で、活力ある、連動した、包摂的な世界経済の構築」に定めたと発表した。英語ではそれぞれ「革新的」(Innovative)、「活力ある」(Invigorated)、「連動した」(Interconnected)、「包摂的」(Inclusive)で、「4つのI」からなる。では、この「4つのI」にはどのような意味があるのだろうか。
■「革新的」は起業、科学技術革新、革新的経済、革新システムを指す。
習主席はG20サミットの発言で、現在の世界経済低迷の「根源」として「前回の科学技術・産業革命の運動エネルギーが尽きかけている。したがって、危機から完全に脱するには『革新』に十分に取り組まなければならない」と指摘した。
現在、新たな科学技術革命と産業変革が世界規模で生じつつある。この潜在的成長力を解き放つには、生産要素と資源を世界的範囲でより効果的、迅速かつ円滑に移動させる必要がある。
このために、「世界革新システム」を構築して、主体、インフラ、資源、環境などの革新が世界的範囲で支え合い、共に発展を促進するようにするとともに、一国の標準を国際市場に広めるのではなく、グローバルな観点から新たな革新的標準を定めるようにしなければならない。
杭州は中国の革新都市だ。今回のサミットの開催地に杭州が選ばれた理由の1つが、「革新」というテーマを際立たせるためだ。
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