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杭州G20首脳会合 中国の無形文化遺産が輝き放つ
  ·   2016-08-12  ·  ソース:人民網
タグ: G20;無形文化遺産;文化
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ここ数日、杭州市京杭大運河の畔にある橋西歴史街に、多くの外国人観光客が訪れている。杭州で、9月4、5日に20カ国・地域(G20)首脳会合が行われるのに先立ち、この地では職人たちの手によって、中華文化の魅力が伝えられている。人民日報が報じた。

中国無形文化遺産の伝承人である呉小莉さんは取材に対して、「G20首脳会合のために、『世界平和の夢』をテーマに心を込めてしんこ細工を作った」と語り、自身の作品のインスピレーションに関して、「各国の首脳は、左手に牡丹の花を持ち、その傍らにはそれぞれの国の花が添えられている。これは友誼とイノベーションを象徴している。右肩には平和を意味するハトがとまっており、足の下には世界地図が広がっている。これは世界平和を象徴している。各国は運命共同体、利益共同体として、世界経済の繁栄のために共に努力しなければならない。そのため、この作品を通じて包容と連動を表現した」と説明した。

呉さんの巧みで精錬された技術で作られたしんこ細工は、中国国内外で広く知られている。例えば、国連の潘基文事務総長やコフィー・アナン元事務総長、アルゼンチンのクリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネル元大統領などは、呉さんが作ったしんこ細工のプレゼントを非常に気に入ったという。2016年、呉さんの作品は中国・ロシア芸術交流金賞を受賞した。

中国のしんこ細工を中外手工芸芸術文化をつなぐ架け橋にするため、呉さんは、海外のしんこ細工業界の発展状況の理解に努め、しんこ細工に海外文化の要素を注入して、そこに新たな息を吹き込んでいる。彼女の作品には「紅楼夢」など中国の古典文学の傑作をテーマにしたもののほか、国際救援をテーマにした「ヒツジチームネパール地震救援」など、様々な作品がある。

G20首脳会合の開催地である杭州は、歴史や現地の特色を備えた文化プロジェクトが数多く計画され、世界との交流のチャンスを迎えている。手作りの唐傘やシルク製品、お茶の文化や「張小泉」剪刀など、どの工芸品も経済のグローバル化が進む今、新たな生命力を得ている。「G20首脳会合で、各国の首脳が自分をイメージしたしんこ細工を見て、笑顔になってくれることを楽しみにしている」と呉さんは語った。(編集KN)

「人民網日本語版」2016年8月11日

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