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ポストコロナ時代の主な基調となるべき開放と多国間協力
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· 2020-11-24 · ソース:北京週報 |
タグ: G20;世界経済;政治 | 印刷 |
このほど、第15回G20サミットが開催された。新型コロナウイルス感染症の再流行が世界で発生していることに伴い、世界経済は回復に向けたより大きな推進力を急ぎ必要としており、ポストコロナ時代の世界経済は同様により合理的な国際経済ガバナンスシステムによって守られる必要があり、開放と多国間協力がポストコロナ時代の主な基調となるべきだ。
G20メンバーは世界経済の総生産の80%を占め、同時に世界の人口の3分の2を有し、世界の貿易総量の4分の3を占める。これらのことはG20という多国間協力の枠組みの世界における重要性を決定づけている。2008年に国際金融市場が混乱に陥り、世界経済が非常に大きなダメージを受けた時、G20首脳は世界経済の回復と協力を推し進めるために初のサミットを行った。新型肺炎が経済に極めて大きな影響をもたらしている現在、G20は一致団結し、引き続き重要なリード役を果たし、メンバーの開放型経済構築の後押し、多国間協力の維持、世界経済の回復の加速において自ら貢献し、世界経済が正しい軌道に沿って運営されるようにすべきだ。
今年3月、新型肺炎に対処するためにG20は歴史上初となる第1回特別サミットを開催し、世界に自信をもたらした。G20は「G20行動計画」を制定し、現在までに11兆ドルが経済回復のために投じられた。また、G20は210億ドルを寄付して公衆衛生の面での財政難を補填し、最貧国の債務返済を猶予する提議を行い、この度の公衆衛生上の危機に対応するための資金を捻出できるようにした。これらはいずれも国際協力の力を示している。
それから8カ月後の現在、第2波の勢いがより猛烈さを増している新型肺炎と、変化が加速している国際経済構造に対し、G20は引き続き各国の政策を調整し、国際協力のさらなる強化を追求し、出来るだけ早く新型肺炎によって引き起こされた経済危機から脱却するため、また世界経済が強靭で、持続可能で、均衡的かつ包摂的な成長を実現するようサポートするための基礎を固める。
G20にとって、世界経済の回復のための方策のうち、開放と多国間主義は欠かせないものである。新型肺炎によって引き起こされたさまざまな経済封鎖の状況下でも、開放はなおも各国の有識者が真に期待するものだ。11月15日、「東アジア地域包括的経済連携」(RCEP)が正式に調印され、各国は開放と協力を真に希求する姿勢を世界に示し、ポストコロナの世界経済の回復を加速するための新たな希望をもたらした。
現在、各国の経済回復は不均衡であり、不充分で、世界経済の回復において多重の矛盾と不確定性はなおも存在している。G20は国際経済協力の主なプラットフォームとしての役割を果たし、開放型経済の構築をさまざまな面から後押しする上で大きな力を発揮している。引き続き防疫協力を強化し、各国の資源を充分に活用し、防疫上のファイアウォールを構築し、世界経済の回復のために基礎を固める。多国間主義を断固として維持し、公正で安定した貿易投資環境を作り上げ、より開放的なグローバル化によって世界経済の運営をスムーズにする。デジタル経済やグリーン発展などの新たな成長ポイントを作り上げ、ポストコロナの世界経済の成長のために新たな動力源を蓄積し、より包摂的な発展を実現する。
「北京週報日本語版」2020年11月24日
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