中国政府は一貫して交渉と協議による紛争解決を堅持し、「南中国海における関係国の行動宣言」の全面的かつ完全な実行を堅持し、国際法の基盤を欠いたいわゆる仲裁裁判所の権限拡大と越権に反対してきた。いわゆる仲裁結果が出る前から、中国の立場と主張は多くの国々から賛同を得ていた。4月初め、スリランカのウィクラマシンハ首相は訪中期間中に、中国の立場を支持する共同声明を中国と共同で発表している。4月18日には、中国の王毅外交部部長がロシアのラブロフ外相、インドのスワラジ外相と共同コミュニケを発表し、全ての関連紛争は当事国が交渉と協議を通じて解決し、「国連海洋法条約」と「南中国海における関係国の行動宣言」を全面的に順守するべきだと呼びかけた。その後数カ月間で、中国の南中国海問題の処理・解決における立場を支持する国はますます増えた。現在ではすでに70余りの国、国際・地域機関が声明を発表し、中国の立場に対する理解と支持を表明している。ほかにも、世界各地シンクタンクの多くの学者が、政治的偏見を捨て、法律や歴史など学術面から中国の立場に対して相次いで賛同の意を表しており、その中には米国、イギリス、オーストラリア、ドイツなど西側諸国の各分野の専門家もかなりいる。
中国の立場は国際正義を代表している。中国を支持する正義の声は国際社会の主旋律であり、数人の狂気じみたうわごとで変えられるものではない。
「北京週報日本語版」2016年7月19日