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中国―中・東欧協力に新たな活力
  ·   2016-06-15
タグ: 欧州;一帯一路;政治
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2016年6月、習近平国家主席はセルビアとポーランドを公式訪問する。これは中国と両国の二国間関係を一層発展させる新たな契機であり、中国と中・東欧さらには中国と欧州の実務協力に新たな活力を注ぐものだ。(人民日報「鐘声」国際論評)

セルビアは中国にとって誠実な友人であり、中・東欧地域初の戦略パートナーだ。両国の友情は長い時間を経てますます輝きを放っている。相互尊重と誠実さは両国関係発展の礎だ。近年、両国は戦略的パートナーシップを強化し続け、良好な政治関係と互恵・実務協力が急速な発展の勢いを呈している。現在中国は「一帯一路」(1ベルト、1ロード)イニシアティブを推し進め、セルビアは「再工業化戦略」を実施している。双方は積極的に両国の発展戦略の連結を推し進め、エネルギー、金融、通信、農業分野の協力の潜在力の掘り起こしに力を入れ、重点協力プロジェクトの推進を加速している。

昨年12月23日、中国―中・東欧諸国協力制度の象徴的な協力プロジェクトとして、セルビア―ハンガリー鉄道プロジェクトのセルビア国内区間が正式に始動した。今年4月18日に河北鋼鉄集団とセルビアのスメデレボスチールは買収合意に調印。河北鋼鉄集団がスメデレボスチールの資産の98%を4600万ユーロで購入することとなった。欧州で最も競争力ある鉄鋼企業となる見込みがある。ベオグラードのドナウ川大橋プロジェクト、コストラツ発電所プロジェクト、ドナウ川沿岸工業団地の建設など大規模な協力プロジェクトの着実な推進にともない、双方は協力内容を一層拡大し、互恵・ウィンウィンを実現している。

ポーランドは中華人民共和国を最も早く承認し、国交を樹立した国の1つだ。2011年に戦略的パートナーシップを構築して以来、両国上層部は緊密に交流し、政治的相互信頼は強まり、各分野の実務協力は新たな進展を得続けてきた。ポーランドは「一帯一路」建設に積極的に参加し、中国と中・東欧の「16プラス1協力」に全面的に参加しており、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の創始メンバーにもなった。昨年11月、習主席と同国のドゥダ大統領は、両国の戦略的パートナーシップの発展水準を高めるべく努力し、中・欧州関係および中国と中・東欧諸国の「16プラス1協力」に新たな原動力を与えることで合意した。成都と欧州を結ぶ国際貨物列車「蓉欧快鉄」は2013年の開通から3年余りで、すでに224本が運行した。今年4月30日、「蓉欧快鉄」の復路列車(クトノ―成都間)の発車式が行なわれ、ワイン、牛乳、パソコン、自動車などのコンテナを満載した列車が中国に向けて発車した。「一帯一路」イニシアティブとポーランドの国家発展戦略の一層の連結にともない、両国間にはより力強い交通、金融、貿易網が築かれ、両国および両国民に一層幸福をもたらす。

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