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「92年合意」避けた台湾当局新指導者の「善意」は
どこに |
· 2016-05-23 |
タグ: 台湾;「92年合意」;政治 | 印刷 |
台湾当局新指導者の言行に対し、大陸側は細心の注意を払って観察し、厳格に検証していく。彼女を見くびったり、悪いと決め付けたりもしないし、要求を低くしたり、基準を甘くしたりもしない。我々は彼女がどんな発言をするか聞くだけでなく、どうするかを観察し、彼女の政治項目と政策ツールが「台独」を目指すものかどうかを見ていく必要がある。彼女は両岸政策の「一致性、予測可能性、持続可能性」維持を何度も口にし、「有限実行」を約束したが、それが本当かどうか、期待しながら見ようではないか。もし彼女が「言うこととやることが違う」人間で、さらには約束に対していいかげんな態度を取り、両岸関係で李登輝や陳水扁のように手練手管を弄するようなことをすれば、彼女の政治的信用は完全に失墜し、その発言もでたらめと嘘になってしまうだろう。
大陸の台湾政策の大きな方針は一貫しており、明確である。台湾当局新指導者は任期中毎日「92年合意」という必須課題に取り組まなければならない。「1つの中国」という核心的内容を避けることはできず、あいまいにしたり、ぼかしたり弱めたりすることは許されない。それでも「92年合意」をはっきり認めたくないのであれば、海峡両岸関係協会と海峡交流基金会の協議、国務院台湾事務弁公室と行政院大陸委員会の常態化連携交流メカニズムという政治基盤を破壊することに等しい。もし「両岸ホットライン」が有名無実化したら、その責任は当然民進党執行部にある。今、ボールは台湾当局新指導者の手の中にある。「1つの中国」の原則を体現した「92年合意」に立ち戻りさえすれば、両岸関係は平静化し、相互にプラスの影響を与え合うことができる。
(倪永傑:上海台湾研究所常務副所長、『台海研究』編集長)
(ソース:新華社)
「北京週報日本語版」2016年5月23日
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