国家航天局によると、中国は9日午前6時53分に太原衛星発射センターでキャリアロケット「長征2号C遥46」を使い、「環境減災2号06星」を打ち上げた。衛星は順調に予定の軌道に入り、任務が無事成功した。人民網が伝えた。

環境減災2号06星は「国家民生宇宙インフラ中長期発展計画（2015−25年）」のリモートセンシング業務衛星で、Sバンド合成開口レーダーサブシステムや緊急データ処理サブシステムなどのペイロードを搭載している。Sバンド合成開口レーダーは雲や雨などの干渉を受けず、天候の影響を受けやすい光学衛星の短所を効果的に補うことができる。緊急データ処理サブシステムは衛星でのリアルタイムイメージング、ホットなエリアの情報抽出及びプレ処理により、突発的な環境事件における衛星リモートセンシングデータ保証能力と緊急反応能力を大幅に高められる。同衛星は減災・環境関連分野の業務化応用に基礎データ保証を提供する上、国土資源、利水・治水、農業、林業などの業界に寄与するものとなる。（編集YF）