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キャリアロケット「長征7号改」、打ち上げ準備期間をさらに短縮
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· 2022-09-14 · ソース:人民網 |
タグ: ロケット;宇宙;文化 | 印刷 |
中国航天科技集団有限公司所属の中国キャリアロケット技術研究院が開発を担当するキャリアロケット「長征7号改」が9月13日夜、文昌航天発射場から打ち上げられた。「中星1E」衛星を成功裏に予定の軌道に投入し、打ち上げ任務が無事成功した。新華社が伝えた。
中国の新世代中型キャリアロケットの主力タイプである長征7号改は、長征7号・長征3号甲キャリアロケットシリーズの3段型を踏まえ、コンビネーション化設計により形成された高軌道3段型液体燃料バンドル型キャリアロケットで、静止トランスファ軌道の輸送能力は7トン以上。中国のキャリアロケットの静止トランスファ軌道の5.7−7トンの輸送能力の空白を補い、直径4.2メートルと3.7メートルの2種のフェアリングを使用可能で、衛星の1基打ち上げと2基同時打ち上げの能力を持つ。
長征7号改の魏遠明主任デザイナーによると、今回打ち上げ任務を遂行した長征7号改は直径4.2メートルのフェアリングを採用しており、ロケット全体の高さは60.1メートル。
中国初のブースター・コア機体同時分離技術を採用したバンドル型ロケットとしての長征7号改は、先にブースターを切り離してからコア機体を切り離す通常の方法と比べると切り離しが1回少なく、バンドルのコンロッド構造がよりシンプルになっている。また同時分離によりブースターの落下エリアが1ヶ所減少する。コンビネーション全体が1ヶ所のエリアに落下し、ロケット残骸の落下エリアをよりコントロールしやすくなっている。
長征7号の状態は現在、徐々に固定化に向かうとともに、高密度打ち上げ段階に移るための事前準備を進めている。魏氏は、「型式チームはロケット技術設計の複数の最適化・改善を行った。テスト網羅度の確保を前提に、フロー・順序の最適化、並行作業、一括テストなどの方法により、打ち上げ技術フローを32日から26日に短縮した」と説明した。
また高軌道衛星の全体的な発展の流れと、高軌道衛星に大型アンテナを取り付ける差し迫った需要に基づき、ロケットの任務適応性をさらに高めるように、長征7号改は将来的に直径5.2メートルのフェアリングを取り付けられる新タイプを開発する。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年9月14日
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