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中国の大学生の結婚・出産観念の変化が注目の的に 予想より強い結婚願望
  ·   2022-09-08  ·  ソース:人民網
タグ: 結婚;出産;社会
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中国の社会が現在、急速にモデル転換する段階に突入するにつれて、若者の結婚や恋愛をめぐる行為、それらに対する考え方も変化しており、注目を集めている。そして、若者の中でも重要な位置を占める大学生の結婚・出産に対する姿勢も、社会の注目の的となっている。人民日報海外版が報じた。

予想より強い大学生の結婚願望

「中国青年報」がこのほど発表した中国各地の大学生を対象とした調査結果によると、回答者の57.90%が「26-30歳」で結婚したいと答えたのに対して、25.97%は「最低法定年齢以上であれば、何歳でもいい」と答えた。また、結婚を決断する主な要素については、95.32%が「本当に愛し合っているか」、85.97%が「経済的見通し」と答えた。

中国人民大学人口・発展研究センターが今年4月に公式サイトで発表した「中国の大学生の結婚・出産観報告」によると、大学生の61%が「結婚したい」と明確に答えた。回答者の理想の結婚年齢は平均27.82歳で、男女の差はほとんどなかった。報告は22省26都市の大学30校で実施したサンプリング調査を基にしており、9775人から有効回答を得た。女性は50.95%で、平均年齢は20.29歳だった。

中国人民大学人口・発展研究センターの李婷教授は、「全体的に見て、大学生の結婚願望は予想より強かった。結婚願望を強める要素を見ると、大学生は結婚することによって得られる精神的サポートを重視している。また、物質的サポートを得ることも望んでいる。一方、結婚願望を弱める要素を見ると、結婚・出産費用や仕事と家庭のバランスなどが、大学生の結婚願望に特に影響を与えている」と報告を分析する。

長年ポジティブ心理学を研究している武漢大学哲学学院心理学科の喻豊教授は、「今の大学生は結婚・恋愛について考える際、本当に愛し合っているかを重視しているほか、経済的見通しにも注目している」とし、「大学生のこのような結婚・恋愛観は、理想化された憧れでありながら、現実的な状況にも基づいており、その二者の間で明らかな葛藤がある。そのような葛藤は、インターネットや映画・ドラマ、メディア、間接経験の影響を受けている。また、パブリックメディアや映画・ドラマが宣伝し、生み出している世論の中に潜在的にある結婚・恋愛観も、大学生に影響を与えている。また、両親や友人などの経験、現実のケースが大学生の恋愛観に影響を与える主な要素となっている。心理学的には、信念が生まれると、それを変えるのは非常に難しい。なぜなら、人というのは、それを証明する原因を探そうとする一方、それに反論する原因には目を留めようとしないからだ」との見方を示す。

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