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中国は生物多様性の保護を堅持、国際社会に手本を示す
中国現代国際関係研究院世界政治所副所長・姚琨  ·   2021-10-14  ·  ソース:中国網
タグ: COP15;生物多様性;社会
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国連『生物多様性条約』第15回締約国会議(COP15)が10月11日に「春の城」の雲南省昆明市で開幕した。今回のCOP15は国際社会が生物多様性保護の面で得た経験をまとめ、今後十年の世界生物多様性ガバナンスの青写真を描く。国際社会もCOP15が世界生物多様性の管理に雄志ある目標を制定し、国際社会の多くの協力実施を促すことに期待している。

生物多様性大会は国連が初めて生態文明をテーマに開催する世界的会議である。生物多様性の内容は豊富で、生物種の多様性以外に、遺伝子の多様性と生態系の多様性も含む。生物多様性の保護活動は重大な自然環境の意義を持つだけでなく、現代社会と人類生存にも高い実質的意義がある。たとえば、清潔な食物、水と空気を提供できる。それから、二酸化炭素を吸収し気候変動への対応にも有利である。

昆明市で開催する理由 

中国は広大で陸と海の両方に広大な領土を有し、複雑で多様な地形と気候が豊富で特別な生態系を形成し、世界で生物多様性がもっとも豊かな国の一つで、中国文化も生物多様性の保護と利用の面に豊富な知恵を有する。世界生物多様性の喪失と生態系の退化に対し、中国は人と自然の調和のとれた共存理念を堅持し、保護を優先し、グリーン発展を堅持し、政府の主導、国民の参加、多国間ガバナンス、ウィンウィンのメカニズムを形成し、中国の生物多様性保護活動は絶えず新たな成果を上げている。

西双版納(シーサンパンナ)傣(タイ)族自治州には「森があればこそ水がある、水があればこそ畑がある、畑があればこそ食糧がある、食糧があればこそ人間がいる」というタイ族のことわざが昔からある。生き生きとした中国は数千年続く人と自然の調和共生、相互依存の関係を表しているだけでなく、不思議で豊かな土地を有する雲南省は生物多様性保護の面で数多くの利点も示している。ここ数日、アジアゾウ「ツアーグループ」は北上し、その後無事に南に戻ったことが世界の注目を集め、雲南省西双版納はアジアゾウ保護における絶えない努力を各国の人々に見せた。2008年、西双版納は中国雲南アジアゾウ救助繁殖センターを成立し、これまでに9頭の野生のアジアゾウを救助した。2015年来、西双版納は監視と早期警告活動に計2000万元以上を投入し、人間と象の紛争を効果的に緩和している。2018年、西双版納に全国初の「アジアゾウ監視早期警告センター」が設立され、プロのアジアゾウ監視救助チームが発足された。国内初の野生アジアゾウの公的賠償責任保険を創設し、新たに改正された「中華人民共和国野生動物保護法」に盛り込んだ。 

さらに、西双版納は第1陣の国家生態文明建設モデル州、国家レベルの風景名勝区、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界の人間と生物圏保護区のメンバーで、「生物遺伝子バンク」などの美称も持つ。生物多様性の保護において、西双版納は共通認識と自覚を持ち、1958年に全国で真っ先に自然保護区を設立した。現在2つの国家レベル自然保護区、2つの州レベルの保護区を有し、面積は622.8万ムーに達し、全州の国土面積の22%占める。全州の森林カバー率は81.3%に達し、生態保護レッドライン面積は国土面積の43.01%を占める。 

中国は生物多様性の保護活動をさらに拡大し、国境を越えた。中国は19万ヘクタールの中国--ラオス国境共同保護区を設立し、両国の国境グリーン生態回廊、野生動物植物国際回廊を構築した。

中国は主催国としてどのような作用を発揮するか 

中国は常に世界生物多様性アジェンダの強力な支持者と貢献者である。中国は『生物多様性条約』に加盟した最初の国の一つで、同条約の「バイオセーフティーに関するカルタヘナ議定書」と「名古屋議定書」(生物の多様性に関する条約の遺伝資源の取得の機会及びその利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分に関する名古屋議定書)の2つの議定書を審査した。中国は条約と議定書のコア予算の最大の貢献者の一つである。COP15の主催を提案し、そして会議で昆明宣言を発表することは、中国の生物多様性保護におけるリーダーシップと承諾を明確に示すことになる。 

長期にわたり、中国は生物多様性の保護と修復活動を継続し、国際社会に手本を示してきた。中国政府は長期にわたり多科学チームを通して生物多様性の喪失を阻止・改善し、生態レッドライン政策などの実用的な解決案及び包括的でアクセス可能な政策方針を提供し、将来の変化に対応できる柔軟な環境づくりに一役買っている。 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年10月12日

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