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「真実の中国を自らの目で見てほしい」 青島市ドイツ企業センター総経理のケルスティン・ケーラーさん
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本誌記者・趙飄 · 2021-06-16 · ソース:北京週報 |
タグ: 貧困脱却;ドイツ;社会 | 印刷 |
「中国で生活して今年でもう22年目になりました」。青島市ドイツ企業センターのケルスティン・ケーラー総経理は中国のことを語り始めると、いつも話が止まらない。
青島市ドイツ企業センターで社員と打ち合わせをするケルスティン・ケーラー総経理(写真中央、写真=本人提供)
ケーラーさんは子どもの頃から異世界の探索を夢見ていたが、中国はまさにそのようなところだったという。1990年、彼女は上海市とドイツのハンブルク市が共同主催した中学生の交流イベントに参加するために中国を訪れた。「当時の上海には自動車がまだ少なく、住宅条件もあまりよくありませんでした」とケーラーさんは振り返る。しかし、その印象は長くは続かなかったという。
1995年、大学生になったケーラーさんは江西省の南昌大学に交流イベントで行ったが、「その頃、南昌市には海外のファストフードのチェーン店がほとんどありませんでした」と彼女は笑顔で語る。しかし、2003年に再び南昌市を訪れた時には、マクドナルドやケンタッキーなどの店舗があちこちで見られたという。「このことに注目したのは、これらの大手飲食チェーンは出店前に必ず現地の人々の平均所得水準を仔細に調査することを知っていたからです。中国の急速な発展をこの目で見られて、その中に参加できるのは私にとって光栄の極みです」とケーラーさんは語る。
1999年、上海で初めて仕事に就いて以来、ケーラーさんはより多くのドイツ企業が中国進出できるようサポートし、中独間の経済・貿易上の交流および提携を促進するために尽力している。その中で彼女は自身を成長させただけでなく、中国における貧困脱却の難関攻略も見守ってきた。
「非常に残念なことに、一部の西側諸国の人々は貧困脱却の難関攻略による大きな成果の意義を全く理解できていないのです」とケーラーさんは話す。彼女によれば、多くの人々は彼女と同様に貧困を肌身で経験したことがないため、貧困脱却がいかに困難であるかをしっかりと理解するのが難しいのだという。また、西側メディアが長期にわたって中国の問題をむやみに喧伝し、中国が成し遂げた成果を無視していることにも原因があるという。「中国各地を見て回れば分かることですが、沿海地域や大都市に住む人々だけでなく、僻地の村民ですらECプラットフォームを使って商品を売り、収入を増やすことができます。これらの貧困脱却のための手段は昔なら絵空事のような話でしたが、今や一つ一つ現実のものとなっています」とケーラーさんは語ってくれた。
ドイツにいる親戚や友人は偏った報道の影響で、ケーラーさんが中国で暮らすのを心配することもあるという。「なぜ中国では安心して暮らし、働くことができるのかを説明しなければならないことがあります」と彼女は語る。そんな時にやるせなさを感じるケーラーさんだが、より多くの人々が中国に来て事実を目にすれば、きっと驚きがあると確信している。
「北京週報日本語版」2021年6月16日
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