中文 | English | Français | Deutsch
 
 
ホーム 政治 経済 社会 中日交流 文化 文献 特集
ホーム >> 社会 >> 本文
  • descriptiondescription
肉厚でブリンブリン!美味しいキクラゲで村おこし
  ·   2021-04-21  ·  ソース:人民網
タグ: 貧困脱却;電子商取引;社会
印刷

金米村のキクラゲ栽培用温室(撮影・勝又あや子)。

陝西省商洛市柞水県の金米村は、秦嶺の懐に抱かれたのどかな谷合の農村。ここはキクラゲで貧困からの脱却を成し遂げた村として有名だ。2020年、村民の平均可処分所得は1万1千元(1元は約16.6円)に達した。 金米村では2020年にキクラゲを約60トン販売した。うち実店舗での販売は約18.5トン、生産額は100万元近く。メインとなったのは電子商取引で、受注件数は10万件に上り、約40トン分を販売、売上高は300万元に及んだ。電子商取引は金米村のキクラゲ販売の主要チャネルとなっており、村に設置された電子商取引センターで行われるライブコマースでは、8万袋のキクラゲが秒速で売り切れることもあるという。人民網が報じた。

新型コロナウイルス感染症の影響で一時売上が落ちていたこの村のキクラゲがこれほどの売れ行きをみせたきっかけは、2020年4月の習近平総書記の視察。金米村のキクラゲ産業の発展ぶりを見た習総書記は、「小木耳、大産業」という言葉を残した。その後、金米村のキクラゲは爆発的な人気となり、売り切れが続いたという。

金米村に広がる地置き式のキクラゲ栽培畑(撮影・勝又あや子)。

柞水県では、2017年からキクラゲ生産を県の産業の柱にしている。キクラゲ生産を選んだのは、この地が秦嶺山脈の山間にあり、湿潤な気候であることが大きな理由だという。以来、村では栽培技術を年々改良し、当初の菌床を地面へに直置きする方式から、タワー式、さらには温度や湿度が管理された先進的な温室での吊り下げ式スマート温室栽培に力を入れている。スマート温室栽培は最も生産効率が高く、村では今年温室を40棟増設し、規模を拡大する計画だ。

「金木耳」と「玉木耳」を使ったスープ。金色のキクラゲは歯応えがやわらかく、円盤状の玉キクラゲはムニッとした食感(撮影・勝又あや子)。

金米村の黒キクラゲは肉厚で弾力があり、歯応えもあって美味。水で戻したものをそのままタレにつけて食べたり、和えものにしたりするとその良さが際立つ。金米村では黒キクラゲのほかにも「銀木耳」(白キクラゲ)や、「金木耳」と呼ばれる金色のキクラゲ、「玉木耳」というキクラゲなど、珍しい品種も生産している。金米村という名前は、「山上に金あり、地上に米あり」と言われたことからついたという。今では、黒、白、金、玉の各種キクラゲが金米村を豊かにし、村おこしの主役となっている。(編集AK)

「人民網日本語版」2021年4月20日

シェア:
リンク  

このウェブサイトの著作権は北京週報社にあります。掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。


住所 中国北京市百万荘大街24号 北京週報日本語部 電 話 (8610) 68996230
  京ICP备08005356号-4 京公网安备110102005860

中国語辞書: