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新型コロナワクチン接種が6億回を突破した中国 この数字は何を意味するか
  ·   2021-06-02  ·  ソース:北京週報
タグ: ワクチン;新型コロナウイルス;社会
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ワクチン接種車の中で接種を受ける北京市大興区青雲店鎮東店村の住民(写真=新華社提供)

このほど、中国で新型コロナワクチンの接種が急ピッチで進んでいる。5月26日の接種回数は2000万9000回に達し、1日の接種回数として初めて2000万回を突破した。また、5月28日の時点でワクチンの接種回数は累計6億回を超えた。これらの数字は何を意味しているのだろうか? 

まず、これは民衆のワクチン接種の意欲が高まり、中国人はより早く集団免疫の壁を構築できるということだ。免疫の壁を作り上げるには最低でも7割の人のワクチン接種を要するが、中国では10億人に約20億回分のワクチン接種を行う必要がある。5月12日以降、中国における1日の接種回数は18日連続で1000万回を超えており、さらに5月24日からの1週間、毎日1600万回以上という高い数字をキープしている。もし1日に1600万~2000万回の接種回数を維持できれば、約80日後にはほぼ目標達成となる。 

また、この数字は中国企業が優れたワクチン生産能力を備えており、中国は全世界の新型コロナウイルス感染症対策により大きく貢献していくことを意味する。新型コロナワクチンを生産する中国企業のうち、中国医薬集団(シノファーム)の年間生産能力は30億回分に達し、科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)は年間20億回分以上の生産能力を備えており、康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス)の年間生産能力は7億回分に達する見込みだ。そのほか、智飛生物(ジーフェイ・バイオロジカル)は年内に5億回分の組換えタンパクワクチンを生産し、康泰生物(カンタイ・バイオロジカル)の不活化ワクチンは生産能力が年間2億回分となる見通しだ。以上のことからわかるように、条件付き承認、あるいは緊急使用が承認された中国製ワクチンの年間生産能力は60億回分を超え、中国のニーズを満たすと同時に、大量に輸出することで全世界の新型コロナウイルス感染症対策にも貢献できる。 

4月末の時点で、中国が輸出した新型コロナワクチンの数量は他のワクチン生産国の輸出合計を上回っている。新型コロナウイルス感染症が世界各地で猛威を振るう現在、中国製ワクチンの生産能力の向上は、全世界の感染症対策に間違いなくプラスとなり、特に新型コロナワクチンを自国で研究開発・生産できない数多くの発展途上国や立ち遅れた地域にとっては、感染症を抑え込む上での大きな希望だ。 

ワクチンは新型コロナウイルス感染症と戦うための最も有力な武器だ。信頼できるワクチンを世界に提供し続ける中国は、まさしく実際の行動で人類運命共同体の理念を貫き、人類衛生健康共同体を構築している。

「北京週報日本語版」2021年6月2日

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