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中国の「人口危機説」を打破した第7回全国人口調査結果
  ·   2021-05-12  ·  ソース:北京週報
タグ: 人口;国勢調査;政治
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浙江省湖州市長興県洪橋鎮のセントラル幼稚園で綱引きをする子どもたち(写真=新華社提供)

大きな注目を集めている第7回全国人口調査(国勢調査)の結果が5月11日に公表された。データによると、2020年の中国の人口は14億1178万人で、第6回国勢調査が実施された2010年と比べて5.38%増加し、年平均伸び率は0.53%だった。

中国の衰退を喧伝する西側の一部の人々は中国の「人口減少」を好んで取り上げ、特に今回の国勢調査の結果発表前にはさまざまなうわさが飛び交っていた。しかし、一連の確かなデータが出ると、そのような論調はおのずと崩れ去った。

西側の一部の国は民族問題を口実に中国を分裂させようとしており、アメリカをはじめとする西側の多くの国は、中国が新疆維吾爾(ウイグル)自治区で「ジェノサイド」を行っているなどと中傷を加えている。しかし、今回の国勢調査によると、現在漢族を除く中国の各少数民族の人口は合計1億2547万人で、2010年の調査時と比べて10.26%増加し、少数民族の人口比は0.4ポイント上昇した。また、1月7日に公表された「新疆地域における人口推移状況の分析報告」のデータも示しているように、近年新疆の総人口は安定的に増え続けており、2010年から2018年までの間に、ウイグル族の人口は1017万1500人から1271万8400人と254万6900人増え、増加率は25.04%に達した。

また、労働力の減少により中国は人口ボーナスを失うという論調も西側には存在する。しかし、東京大学の吉川洋教授によれば、現在中国と日本は似たような問題に直面しているが、人口ではなく1人当たりの労働生産性こそ経済成長の決め手となるポイントだという。

国民の素養と教育水準は労働生産性を決める重要なファクターだ。第7回国勢調査のデータによると、中国における16~59歳の労働力人口は8億8000万人で、リソースは依然として豊富であり、さらに中国国民の平均年齢は38.8歳に過ぎず、0~14歳は2010年に比べて3092万人増加し、人口比も1.35ポイント上昇した。また、中国国民の教育水準も明らかに向上し、非識字率は2010年の4.08%から2.67%まで下がり、人口10万人当たりの大卒学歴保有者数は2010年の8930人から1万5467人に増加した。中国の人口ボーナスは依然として存在し、さらには労働力人口の素養の高まりにともない、人口ボーナスは人材ボーナスに変わりつつあり、人的資源の強みが有効に発揮されていくと言っていい。

経済・社会の発展に従い、程度の差はあるものの、出生率の低下や高齢化、総人口の変動といった問題が各国で生じており、西側もこれらのことから逃れられない。世界各国は人口問題を政争の具とし、他国を害し自らの利益にもならない宣伝を行うのではなく、協力を強化して共に問題を解決すべきだ。

「北京週報日本語版」2021年5月12日

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