ウィンウィンの協力が発展のために新たな原動力を注入

視察に訪れたガンビアのアダマ・バロウ大統領は、「中国の専門家がそれらの技術を西アフリカ、北アフリカでも推進し、一人でも多くのアフリカの牧畜民が益を受けるようになってほしい」と語った。また、マリ共和国やシエラレオネ、ガーナなどからも、モデルセンターに学習に訪れている。

新型コロナウイルス対策が実施されている期間中も、モーリタニアの農村発展当局の要請に応じて、モデルセンターは2期に渡ってトレーニングクラスを開設した。張氏は、「新型コロナウイルス感染拡大が抑制されるにつれて、当センターは対外トレーニングを段階的に再開し、引き続き中国の技術や貧困削減の経験を提供して、より多くの現地の人々に益が及ぶようにしている」と語る。

モーリタニアの地図を開くと、中国とモーリタニアの協力の成果をたくさん目にすることができる。大西洋にある中国・モーリタニア友誼港は、中国がアフリカで建設を支援したプロジェクトの中で2番目に大きな規模のプロジェクトだ。ヌアクショットから約60キロ離れた場所には、中国企業が建設したタニット漁港があり、それはモーリタニアには漁業専用の港がないという歴史にピリオドを打ち、漁業の生産効率が大幅に向上した。南のセネガル川流域では、中国の専門家が現在、米の品種改良をサポートしているほか、病虫害対策を指導している。砂漠の奥地では、モーリタニア政府が現在、「牧畜業技術モデルセンター」を4ヶ所に設置することを計画している。

モーリタニアの農村発展当局の秘書長は2019年9月に視察のため寧夏回族自治区を訪れ、中国では数億人が貧困を脱却したことに感激し、「そのような経験をもっとアフリカに提供してもらいたい。さらに多くの中国の専門家が技術を伝えてくれることを歓迎している。当国と中国の協力は拡大するばかりで、当国の発展の繁栄に新たな原動力が注がれるだろう」と語った。（編集KN）

「人民網日本語版」2021年2月22日