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広西チワン族自治区乍洞村の貧困脱却レポート① 道路の開通で実現した村民の豊かになる願い
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本誌記者・李一凡 · 2020-10-10 · ソース:北京週報 |
タグ: 貧困脱却;インフラ;社会 | 印刷 |
2016年4月、謝万挙さんは乍洞村の第一書記になり、現地視察ののちに謝書記は道路などのインフラ整備が最も重要であると考えた。
謝書記はまず、貧困脱却の難関攻略に関する事業資金を確保するために上層部にかけ合ったが、乍洞村の集落は分散していて、それぞれの集落に住む村民の人数も少なかったことから、得られる資金には限りがあった。各世帯を訪ね、村民たちの支持集めと資金工面を進めると同時に、他の幹部たちとともに社会各界の友人や慈善事業に熱心な企業に村の道路修繕に力を貸してくれるよう頼み込んだ。また、現地のテレビ局のリアリティ番組に出演し、得られた多額の賞金を道路建設に投入した。
幹部と村民が共に努力し、少しずつ集めたお金で、集落と集落を結ぶ道路は絶えず伸びていった。2019年末までに乍洞村はすべての集落に道路を開通させ、道路のない生活は過去のものとなった。
蚕に餌をやる覃さん(撮影・本誌李凱至記者)
道路の修繕が終わったのち、買い付け業者はほぼ毎月蚕の繭を求めて車で覃さんの元を訪れるようになった。もはや荷物を担いで山道を歩く必要がなくなっただけでなく、登録された貧困人口から抜け出すことができたのだ。貧困脱却後、覃さんは2階建ての家を修繕し、3ドア式の冷蔵庫や大型液晶テレビなどの家電を購入した。1階が住まいで、2階は養蚕のために使っており、養蚕の効率を高めるために温度と湿度を保ち、エアコンも設置している。
「道路が自宅の前まで繋がり、電灯も整備されました。この道路がなければ、私は一生貧困から抜け出せなかったかもしれません」と覃さんは感慨深げに語った。
「北京週報日本語版」2020年10月10日
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