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新型コロナで留学先に戻るか悩む学生 巨額の学費を払ったのに中国国内で夜中にオンライン授業
  ·   2020-08-31  ·  ソース:人民網
タグ: 留学;教育;社会
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杭州のある留学コンサルティング機関の責任者・Daniel さん

米国市場から英国市場へ移行

海外で新型コロナウイルス感染症が爆発的に流行し、留学市場は大打撃を受けている。入学を延期した学生もいれば、留学をあきらめて中国国内で進学の道を探す学生もいる。また、留学先を米国から英国に変更した学生もいる。

私のクライアントを見ると、名門校の学生は米国の学校を好む傾向がある。例えば、浙江大学の学生は、アイビーリーグ(米国北東部に位置する世界屈指の名門私立大学8校)に照準を絞っている。しかし今年は、私の知る限り、米国に行く予定だった同大学の学生の多くは、中国国内で大学院入試を受ける準備をしている。

以前は、英国と比べると、米国の最大のメリットは就職の機会が多い点だった。しかし現在は、米国では新型コロナウイルスが依然として抑制されておらず、ビザ取得も難しくなっており、就職できる確率が大幅に低下している。一方英国は、学生が卒業後2年の労働ビザを申請できるポスト・スタディー・ ワークビザ計画をタイミングよく打ち出した。

環境全体を見ると、就職市場において、留学経験者は以前ほど人気ではなくなっている。もし、卒業後に帰国することを計画しているなら、すぐに帰国して仕事を探すより、海外で2年の仕事の経験を積んでからのほうが得策だろう。

現在、英国への留学について問い合わせる学生は目に見えて増加している。しかし、英国の一流大学への入学枠は限られており、その枠を多くの学生が取り合うなど、他の問題も起きている。(編集KN)

(文章に登場する人名は全て仮名)

「人民網日本語版」2020年8月28日

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