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新型コロナで留学先に戻るか悩む学生 巨額の学費を払ったのに中国国内で夜中にオンライン授業
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· 2020-08-31 · ソース:人民網 |
タグ: 留学;教育;社会 | 印刷 |
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)が続いているのを背景に、今年は留学の動向にも変化が起きている。秋の新学期を迎える大学が多いものの、欧米の多くの大学は始業の延期、またはオンライン授業への変更を発表している。また、新型コロナの影響で経営難に直面し、閉校してしまった大学もある。報道によると、今年7月の時点で、米国の大学だけでも33校が経営破綻し、中国人留学生5690人に影響が出ている。銭江晩報が報じた。
パンデミックを背景に、留学生はどのような選択をすればいいのか?また、留学市場ではどんな新たな動きが見られるのだろうか?
ロンドンのある大学に通う中国人留学生の保護者・林怡さん
巨額の学費を払ったのに中国で夜中にオンライン授業
3月初め、留学生の母親たちは「子供をどうやって帰国させるか」に頭を悩ませていたが、今は「留学先に戻らせるかどうか」が悩みの種になっている。
元々は、私の娘は9月に英国の大学の2年生になるはずだった。ところが、8月初めに大学からメールが届き、オフライン授業の準備が整ったと知らされた。でも、メールの最後には、「学校に戻ることができなくても、事情は理解できる」と書かれていた。
一家で相談した結果、娘には引き続き中国に残って国内でオンライン授業を受けさせることにした。私の周りのほとんどの保護者も同じ決定をしている。なぜなら、子供の健康と安全が一番だからだ。
英国の大学は3年で卒業できる。でも娘は3月に帰国したので、もし来年になってから大学に戻るとすれば、留学生活の3分の1の時間は中国国内で勉強することになる。
英国と中国は時差が8時間ある。授業は英国時間の午後1時から5時までで、北京時間だと午後9時から翌日の午前1時まで。保護者たちは、「巨額の学費を払って、国内で夜間大学に通っているみたい」と冗談交じりに話している。
私の周囲の多くの留学生の母親は、家賃のことにも頭を悩ませている。今年初め、子供たちは急いで帰国したので、借りている家はそのままになっている。最初は数ヶ月分の家賃を損するだけだと思っていた。新型コロナの影響がこんなに長く続くとは全くの想定外。家賃はずっと払い続けているので、毎月1-2万元(1元は約15.4円)が何もしなくても消えていく。
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