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EC業界で起業する中国の大学生
  ·   2020-06-19  ·  ソース:人民網
タグ: EC;起業;社会
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中国は現在、卒業シーズンと就職シーズンを迎えている。しかし、新型コロナウイルス感染状況の影響を受け、今年は例年と異なる動向となっている。卒業者の間では、どうすればスムーズに就職して、学んだことを活かすことができるかが、特に注目の話題となっている。人民日報が伝えた。

今年5月初め、浙江外国語学院を卒業した陳愷宇さんは、起業を決意し、寧波星動電子商務有限公司を立ち上げて、越境EC業務を始めた。「起業というのは、実習の時から頭にあった」と陳さん。

起業前、陳さんは浙江省寧波市のあるEC企業で実習し、越境EC運営を担当した。そして、優秀な業績とずば抜けた管理能力が自信となり、「起業したい」と考えるようになった。「実習の時に、越境ECのビジネスチャンスについて知った。若いうちにチャレンジせずにいつするというのか?」と陳さん。

幸い、実習していた企業が「起業」を後押ししてくれたといい、「僕が起業したいと考えていることを知った社長が、協力してくれて、倉庫などを提供してくれた。そのおかげで、スタート時期の運営における良い基礎ができた。それに加えて、実習期間中に、仕入れや販売の経験を積むことができた。社員は6人しかいないが、5月の売上高は100万元(1元は約15.10円)に達した」と胸を張る。

会社を立ち上げて約1ヶ月が経ち、「社長」になった気分について、陳さんは、「社長というのは、思っている以上に大変。以前は自分の業績だけに集中していればよかったが、今は会社の大きな事から小さな事にまで気を配らなければならない。仕入れ先と連絡を取り、商品をアップし、宣伝し、さらに、従業員を管理するなど、全てのことをしなければならない。忙しくて、土日も出勤している」と話す。

最近、会社でちょっとしたトラブルもあったという。商品の定価や商品のアップなどの面で、陳さんと従業員の意見が合わなかったのだ。陳さんによると、「新型コロナウイルス流行を背景に、国際貨物輸送が不安定な状況になった。もともと、利益の少ない商品だったため、僕はその商品の取り扱いを止めようと提案した」のだという。しかし、後になって、その商品のマーケティングに従業員たちが多くの労力を費やし、売れ行きも良かったことを知り、話し合いの結果、値段を上げて売ってみることにした。すると、「予想外にもよく売れて、会社の収益もアップした。社長は指示を出していればそれでいいと前は思っていたけど、人間関係も非常に大切であることが分かった。今後は従業員とよくコミュニケーションを取ることを学ばなければならない」と話す。

95後(1995‐99年生まれ)の陳さんは、若者の起業について、「若者のチームは活気があり、頭もやわらかい。同じ目標に向かって、みんなが協力すれば、本当にやる気が出る」との見方を示す。最近、陳さんは浙江外国語学院に大学生起業基金の申請を提出した。審査に通れば、1万元の補助金をもらうことができる。同学院の党委員会学生工作部の部長で、学生処の処長を務める傅堯力氏は、「当校は起業者支援策を打ち出し、無償で学生の起業を支援している。これまでに、30人余りの学生が支援を受けてきた」と説明する。

今後の目標について、陳さんは、「従業員を増やしたい。今後2年をめどに、30人まで増やしたい」と話す。陳さんと従業員は、真剣な目つきで話し合い、共に今後の会社の発展計画を制定していた。無限の可能性を秘める将来を前に、若者たちは希望を抱き、闘志を燃やしている。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年6月19日

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