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ECによる貧困者支援の早送りボタンが押された
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· 2020-05-18 · ソース:人民網 |
タグ: EC;貧困脱却;経済 | 印刷 |
小さなキクラゲが大きな産業になる。4月20日、陝西省を視察した習近平国家主席は、商洛市柞水県小峰鎮金米村のライブ配信プラットフォームを訪れ、現地特産の柞水キクラゲに「いいね!」を送り、「最強のライブコマース・パーソナリティ」になった。習主席は、「ECは人々が貧困から脱却するのを支援するだけでなく、農村の振興を後押しすることもでき、非常にやりがいがある」と述べた。
8万パック超の計12.2トンの柞水キクラゲが即完売
ここ数日、柞水キクラゲは新しいネットの人気者となっている。4月21日、人民日報のライブ配信で8万パック以上計12.2トンが売に出されると、瞬く間に完売した。柞水キクラゲは淘宝(タオバオ)などのECプラットフォームで最も売れ行きのよい商品にもなっている。
多くのネットユーザーから、「先を争うのは刺激的で、購入した時は頭がクラクラして、商品が届くとすごくうれしかった」「EC+農産品+貧困者支援の攻略戦、支援が必要」といった声が上がった。習主席が柞水キクラゲを評価したことが「史上最強のライブコマース」と呼ばれ、大手ネットワークプラットフォームで人気の検索ワードになり、この話題がネットワークを駆け巡った。ネットユーザー「膠莱人」さんは、「ECによる貧困者支援は早送りボタンが押され、農村振興に新たな原動力を注入すると確信する」と述べた。
4月23日夜、これまでで最大規模の陝西省産農産品の公益ライブ配信が行われた。柞水キクラゲは10秒で売り切れ、陝西省の擀面皮(かんめんぴ。小麦粉を伸ばして作った麺類)も8秒で、「肉挟饃」(中国風ハンバーガー)も16秒で売り切れた……陝西省の農家・業者3800社あまりが集まって一晩で農産品約5万種類を売り出し、「史上最強のライブコマース」の牽引効果がさらに拡大した。ネットユーザーは、「各地にネットで人気の市長さんや県長さんがたくさん誕生し、大手ECプラットフォームのライブ配信で各地の特産品を売り出すようになるだろう」とコメントした。
柞水キクラゲは人民網の総合型消費サービスプラットフォームである「人民優選」で打ち出している貧困者支援商品の1つでもある。「史上最強のライブコマース」の追い風を受けて、「人民優選」に選ばれた他の貧困者支援地域のキクラゲの売り上げも目に見えて増加した。新型コロナウイルス感染症は経済社会に大きな打撃を与えたが、さまざまな新業態も生み出しており、「デジタルが新たな農業資本となり、スマートフォンが新たな農具となり、ライブ配信が新たな農家の仕事になった」こともそのうちの1つだ。
ネットユーザー「聞所未文」さんは、「農業・農村の事業は、なんといっても、農民の収入を増やすことが重要なカギだ。国民を中心とした発展の理念を貫徹し、『農民・農村・農業』がインターネットの追い風に乗るようにし、大勢の農民が一日も早く豊かになるようにすることが、習氏がこれまでずっと関心を寄せてきたことだ」と述べた。
デジタル経済は持続的かつ急速に発展し、巨大な活力を生み出して、今や農村の経済成長の新たな原動力に育ちつつある。人民網新EC研究院が4月24日に発表した「中国農村EC物流発展報告」は、「デジタル農村建設、ECの農村進出総合モデル、ECによる貧困者支援などの事業がより深く推進されるのにともなって、中国の農村ECは急速な発展の勢いを維持し、農村のネットワーク小売の伸びは加速を続け、農村ECの発展は農村EC物流ニーズを効果的に喚起した。ECプラットフォームは農産品の販売におけるスマート化、システム化、大規模化された物流『新インフラ』の代表的存在だ」と指摘した。
「ECなどの新業態の効果を発揮するには、一方で新業態を上手に使うことが必要で、ライブコマースはECなどの新業態の1つの成果に過ぎず、ECプラットフォームにはまだ非常に多くの発掘されるのを待っているポテンシャルがある。他方で新業態にうまく対応することが必要で、より有力な制度設計を通じてECプラットフォームがより高いステージに上るよう後押しすれば、ECプラットフォームはより大きな役割を発揮するようになる」という論評がみられる。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年5月18日
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