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ウイルスと闘う日本を中国の各界が支援
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· 2020-03-30 · ソース:人民網 |
タグ: 新型肺炎;中日関係;社会 | 印刷 |
26日早朝、在日本中国大使館は、北海道札幌市の市民から送られて来たポストカードを受け取った。そこには、日本語で、「中国が自国も困難な状況下で、私たちにたくさんのマスクを寄贈してくれたことにとても感謝している。私は病院に勤めており、マスクは本当に助かる。中国の皆さんに感謝を伝えてほしい!」と書かれていた。新華社が報じた。
NHKの統計によると、日本時間26日午前11時の時点で、日本の新型コロナウイルス感染者は延べ1313人に達した。また、東京都の感染者が増加しており、小池百合子東京都知事が記者会見で、「感染爆発の重大局面」と強い危機感を示した。
中国が新型コロナウイルスとの闘いに奮闘している際、日本の各自治体や市民団体が続々と援助の手を差し伸べた。そして、今は日本が、感染拡大を食い止めることができるかの重要な局面を迎えており、自分のことのように感じた中国の政府や国民が積極的に援助の手を差し伸べている。
例えば、在日本中国大使館や遼寧省大連市政府は和歌山県に消毒液や医療用マスク、医療用防護服、手袋などを寄贈した。それら医療物資や衛生用品は主に医療機関や老人ホーム、学校などに配布された。自民党の二階俊博幹事長は和歌山県庁で行われたセレモニーで、「とても感動しており、深く感謝している」とし、「中国が友情の手を差し伸べて、私たちがウイルスとの闘いに勝利できる大きな自信を与えてくれている。日中両国は手を携えてこの困難を乗り切ることができるよう取り組む」と語った。
17日、高知県宿毛市の市役所に中国から送られてきた荷物が届いた。中にはマスク200枚がぎっしりと入っていた。送り主の洪喆さんは早稲田大学に留学していた2018年秋に、同市が中国人留学生を受け入れる実習プロジェクトに参加した。わずか数日だったものの、漁村の人の手作り料理やネオンも騒音もない山奥での生活は、留学中で最も印象に残っていることの一つという。そして最近、高知県で感染者が出たことを知り、宿毛市企画課に「マスクを送りたい」とのメールを送信した。日本メディアのメールでの取材に対して、洪さんは「十分な量ではないが、少しでも役立ててほしい」としたほか、「優しくしてくれた宿毛の人に恩返しをしたかった」と続けた。
25日、中国人民対外友好協会は兵庫県に消毒液などの衛生用品を寄贈した。同協会の李小林会長は、井戸敏三兵庫県知事宛ての手紙の中で、「中国がウイルスと闘っている最も困難な時に、兵庫県の人々が貴重な援助をしてくれたことを忘れない」と綴っている。それに対して、井戸県知事は感謝を示し、「県内の介護施設等に配布し、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に活用する」とした。
中国の企業界や映画界の人々も続々と行動を起こしている。例えば、馬雲公益基金会や阿里巴巴(アリババ)公益基金会、華為(ファーウェイ)、北京兆泰集団などが日本に大量の医療物資や衛生用品を寄贈した。
愛知県豊川市は2月初めに、友好都市の中国江蘇省無錫市新呉区にマスク4500枚と防護服などの医療物資や衛生用品を寄贈した。そして最近、豊川市で感染者が確認され、マスク不足が深刻になっていることを知った新呉区は今月24日にマスク5万枚を緊急調達し、同市に寄贈した。この「マスクの10倍返し」を、日本の各メディアが一斉に報道し、日本のネットユーザーが感謝を示す声を続々と上げた。
互いに見守り助け合い、共に困難を乗り切らなければならない。共にウイルスと闘った今回の経験により、中国人と日本人の相互理解や友好感情が一層深まり、中日友好の新たなページが刻まれるに違いない。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年3月27日
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