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ワーキングホリデーで世界を見に行くためにはスキル習得が肝心
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· 2018-09-25 · ソース: |
タグ: ビザ;旅行;社会 | 印刷 |
こうした機会は、一生に一度しかないと言っても過言ではないだろう。こうした方法を通じて、世界各地に足を運ぶよう若者を激励することは、確かに若者を支援する一つの方法だといえる。高校を卒業して大学に入学するまでの期間や大学卒業後から就職するまでの期間に、9ヶ月から1年間の時間を作って、世界各地に足を運んで、いろんな社会環境、ライフスタイルを体験するというのは、欧米でも非常に流行しており、その期間が「ギャップ・イヤー」と呼ばれている。
今の環境から離れて、視野を広げ、旅行中に遭遇するいろんなことに自分で対処するというのは、若者にとって鍛錬の機会となるのは間違いない。今年5月、オーストラリアエディスコーワン大学は中国の中山大学、陝西師範大学と共同で、オーストラリアや中国、その他の国の「バックパッカー」500人を対象に実施した調査の結果を発表した。同調査によると、西洋人の80%以上が「バックパッキングでの経験により、自己認識や問題解決、コミュニケーション、課題克服などの面の能力を向上させることができた」と感じていた。また、60%の人が「時間や金銭の管理能力も向上した」と感じていた。一方、中国人バックパッカーの約半数が、ネガティブな感想を述べた。中国の若者たちはワーキングホリデーという新しい文化体験スタイルにあまりに高い期待をしているため、その分がっかり感も大きくなってしまうのかもしれない。
オーストラリアやニュージーランドは平均所得の高い国ではあるものの、ワーキングホリデーの場合、農場で野菜や果物の収穫を手伝ったり、ホテルで働いたりするというのがほとんどであるため、高収入の仕事を見つけるというのは至難の業だ。そのため、こうした方法で旅行する場合には、まず多少の肉体労働はしなければならないという覚悟が必要だ。本質的に見ると、このような方法で外の世界を見ることで、世界のすばらしさを体験できるほか、いろんなライフスタイルを体験することで得られる付加的価値や経験を積むには努力や苦労が必要だということを感じる機会にもなるということに目を留めなければならない。
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