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ロンドン橋の下で2時間並ぶ英国人 お目当ては「重慶豌豆麺」
  ·   2017-09-19  ·  ソース:
タグ: 重慶;グルメ;社会
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重慶火鍋、重慶小麺(ピリ辛素麺)、重慶豌豆麺(えんどう豆が入った四川郷土料理)。英ロンドンで開かれた「第3回英国中国グルメフェスティバル」の会場で、重慶の各種グルメが大人気となった。重慶晨報が伝えた。

重慶の無形文化遺産「南泉豌豆麺」の伝承人である舒家華さんが15日夜、英国から重慶に戻り、重慶グルメをめぐる英国でのエピソードを記者に紹介した。

70年以上の歴史を誇る南泉豌豆麺は、重慶無形文化遺産であり、重慶きっての老舗である。だが、南泉豌豆麺が海外に出品されたのは、意外にも今回が初めてだった。

麺づくりのための食材の多くが、海外に持ち出せないため、舒家華さんは1週間以上前から現地入りしたという。「その時、重慶から持ち出せたのは、辣椒面(唐辛子粉)と花椒面(カショウ粉)だけだった。その他の食材は全て、現地で調達しなければならなかった。だが、ロンドンに到着してから、食材の調達が難しいことに気付いただけでなく、さらに、思わず笑ってしまうような様々な騒ぎが起こった」と舒さん。

舒さんは以下のように続けた。

「現地の中国料理の調理師が、ロンドンには『芽野菜』があることを教えてくれた。だが、彼らの言う『芽野菜』とは、もやしのことだった。粉を作るのに必要な調味料を揃えるために、私はロンドンのありとあらゆるスーパーを走り回った」。

「エンドウ豆と麺も大変重要なポイントだった。ロンドンで十数種類のエンドウ豆と十種類の麺を選び、数十回試してみた。ついに、グルメフェスティバル開幕の前日に、ようやく本格的な『重慶豌豆麺』を作ることに成功した」。

中国グルメフェスティバルが9月8日から10日までの3日間、ロンドンブリッジのたもとで開催され、4万人以上の観光客が詰めかけた。

グルメフェスティバルの会場の舒さんの屋台では、「重慶小麺」、「豌豆麺」、そして舒さんオリジナルの「三分天下麺」という3種類の重慶特産麺が売り出された。3日間の会期中、屋台の前には常に長蛇の列ができ、一杯の重慶麺を食べるために約2時間並んだ人もいたという。

「多くの英国の人々が、3日間続けて私の屋台を訪れ、列に並んでくれたうえ、友人にも薦めてくれた。重慶麺が英国でこれほど歓迎されたことに、大きな喜びと感動を覚えた。また、辛い料理が好きな英国人が多いことは意外だった。最初は、彼らのために唐辛子の分量を少なめにしていたが、一口食べて、もっと辛味を加えて欲しいと言われて驚いた」と舒さんは振り返った。

舒さんは、英国の人々に重慶の味をより多く試してもらおうと、「老蔭茶」を重慶から持ち込み、会場で大きな壺一杯にお茶を淹れ、来場者に無料でふるまった。ロンドンに留学中の黄睿さんは、「重慶麺を一口食べ、重慶茶を一口飲む。これこそが故郷の味だ。ロンドンで重慶のグルメを堪能でき、まるで里帰りしたような幸せな気分に包まれた」と話した。(編集KM)

「人民網日本語版」2017年9月18日

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