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英国で沸き起こる中国語ブーム UCLが中国語教育プログラムをスタート
  ·   2017-09-08  ·  ソース:
タグ: 中国語;英国;社会
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地理的な位置の影響を受け、英国人が最も頻繁に接触する外国語といえば、インド・ヨーロッパ語族の言語である。英国の多くの学校では、フランス語が必修外国語となっているほか、ドイツ語やスペイン語の課程もよく見られる。だが、数年前から、中国語の学習が急速に新たなトレンドとなっている。多くの英国の親は、「中国語はインド・ヨーロッパ語族以外で最も重要な言語であり、子供の未来を大きく左右する可能性が高い」との認識を持っている。海外網が伝えた。

英国でこのほど、未成年者(18歳以下)の子供を持つ両親約1千人を対象とした調査が実施された。その結果、インド・ヨーロッパ語族以外の言語のうち、英国の親が最も子供に学習させたい言語は中国語だった。半数以上の親が、「中国語を学んでおけば、将来のキャリア発展にプラス影響が及ぶと同時に、子供の視野が広がり、中国の多様な文化に触れることもできる」と考えていた。調査によると、子供にとって最も重要であると英国の親が考えている外国語は、多いものから順に、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、アラビア語、日本語だった。

〇キャメロン前首相、「フランス語やドイツ語の学習より中国語学習」

英国のキャメロン前首相は、かつて、英国の子供たちに、「フランス語ではなく中国語を学ぼう」と呼びかけた。キャメロン前首相は、南アフリカのマンデラ元大統領の談話を引用し、「もしあなたが、一人の人が聞いて理解できる言語で会話をすれば、その人の頭の中に入り込むことができる。だが、その人自身の言語で話をすれば、その人の心の中に入ることができる」と話した。

また、キャメロン前首相は、以下の通り続けた。

「私は、英国が、世界で発展が最も著しい経済体と提携することを大いに期待している。これは、英国の若者が学ぶべき言語についても当てはまっており、彼らは将来、ビジネスの場で中国語を十分活用できる。現在学校で学んでいる学生が社会に出る際、中国は世界最大の経済体になっている可能性が高い。このことを踏まえ、より多くの英国の子供たちが、これまで重視していたフランス語やドイツ語から中国語にシフトチェンジし、中国語を学んで欲しい」。

〇ロンドン大学、中国語教育を推進 中国語に長けた若者5千人を育成

ロンドン大学インスティチュート・オブ・エデュケーション(UCL Institute of Education)は昨年9月に初めて、英国政府が提唱する中国語教育プログラム(Mandarin Excellence Programme、MEP)をスタートした。同プロジェクトの計画では、2020年までに、中国語を流暢に話すことのできる英国の若者を5千人以上育成する。同プログラムに参加する子供たちは毎週8時間、中国語の授業を受け、うち4時間は校内で学習する。第二外国語の学習時間は毎週わずか1、2時間という現在のカリキュラムに比べ、同プロジェクトでは、中国語学習の時間がぐんと多くなっている。

中国語を学ぶ英国人は、この10年増加の一途を辿っているが、中国語レベルテストを受ける人は、他の言語のレベルテスト参加者より少ないままだ。昨年、GCSE(英国の一般中等教育修了試験)中国語試験の受験者は約4千人だったが、フランス語試験の受験者は14万人を上回った。(編集KM)

「人民網日本語版」2017年9月7日

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