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中国語由来の英語表現「add oil」が「オックスフォード英語辞典」に収録
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· 2018-10-18 · ソース: |
タグ: 中国語;英語表現;文化 | 印刷 |
台湾メディアは14日、台湾東呉大学英語学部の曾泰元准教授の文章を掲載し、「OEDが3ヶ月に1度の更新をこのほど実施し、その更新でおよそ1400の新しい単語が収録された。その一つが『add oil』だ」とした。
OEDは、「『add oil』は、香港地区から使われ始めた英語表現で、励ましや激励、応援の意。英語の『go on!』や『go for it!』に相当する」と解説している。
中国語の「加油」を英語に直訳した「add oil」は、元々は中国語を無理やり直訳したデタラメな英語表現であり、英語の教師からは批判され、間違いと指摘される類の英語表現だった。しかしその後、巷で流行し、ついには世界で最も権威ある英語辞典「OED」にまで収録され「合法的地位」を得るとはだれが予想したことだろう?
その他にも実は結構収録されている中国語由来の英単語
実はこれ以外にも実は辞書に収録されている中国語由来の英単語は結構あることを知っているだろうか?ここではその代表的な単語をピックアップしてみよう。
「jiaozi」(餃子):薄い皮に豚ひき肉やキャベツ、ニラなどの具を三日月型に包んで作る日本でもおなじみのギョーザ。焼いたり、揚げたり、茹でたりとその調理法もバラエティに富んでいる。
「hongbao」(紅包):現金を赤い封筒に入れて贈る中国伝統の祝儀の一つ。
「guanxi」(関係): 社交的なつながりや影響力のある人間関係のことで、ビジネスなどの取引に役立つ。
「wuxia」(武侠):武術を得意とする中国伝統の侠客が登場する中国の小説または映画ジャンルの一つ。主人公は通常、超人的な武術を身につけている。
「hukou」(戸口):中国政府が発行する公的書類で、特定地域の合法的な住民であることを証明できる日本の戸籍に相当する証明文書。
「goji Berry」(枸杞):日本語では「クコ」。食用の赤い実で、中国では広く栽培され、ビタミンを豊富に含んでいる。
この他にも、「feng shui」(風水)や「土下座」を意味する「kowtwo」(叩頭)、伝統的な民家が建ち並ぶ細い路地を指す「hutong」(胡同)なども収録されている。
英語表現では、久しぶりという意味の「long time no see」(好久不見)、面目を失うという意味の「lose face」(丢臉)、さらに、あまり知られてはいないものの、ピジン英語で、できないという意味の「no can do」(做不到)などがある。
また4年前には、OEDが、成金を指す中国語の「Tuhao(土豪)」や「おばさん」を指す「dama(大媽)」などの収録を検討したことも話題になった。結局収録されることはなかったものの、こうした単語が今後OEDに収録される可能性は誰も否定できないだろう。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年10月18日
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