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旧日本軍731部隊の罪証資料展が蘭州で開催
  ·   2017-03-24
タグ: 旧日本軍;細菌戦;社会
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満州第731部隊本部旧跡。現時点で、世界戦争史上、最大規模の細菌遺跡で、人類にとって苦難の歴史の目撃証言であり、残酷な戦争が残した特殊な記憶となっている(資料提供:甘粛省博物館)。

「中国侵略日本軍第731部隊罪証陳列展」が21日、甘粛省博物館で開幕した。開催期間を1ヶ月とする同展では、人体実験や細菌兵器開発など6分野24ユニットに分類された計500点余りの図表、歴史文書、口述史料などが展示されている。旧日本軍による細菌戦に関する数多くの罪証資料、歴史記録、口述史料によって、旧日本軍による細菌戦と731部隊の犯罪の史実を公にしている。中国新聞網が伝えた。

同展は、甘粛省博物館と黒竜江省ハルピン市にある中国侵略日本軍第731部隊罪証陳列館との協力の下で開催された。開催の主旨は、旧日本軍が、中国侵略期に、ジュネーヴ議定書など国際法に違反し、731部隊を中心とした細菌戦システムを作り上げ、細菌兵器の製造開発、人体実験、生体解剖、動植物実験を秘密裏に推し進め、大規模な細菌戦を準備・実行し、多数の国家の国民に重大なる人的・経済的・精神的損害をもたらし、想像の域をはるかに超えた災難を世にもたらした事実を暴くことにある。

第二次世界戦争中、B29爆撃機の前で記念撮影する米軍パイロット。九州大学では、そのうち8人の捕虜に対して生体解剖の実験が行われた(資料提供:甘粛省博物館)。

甘粛省博物館側は、「今回の展示は、旧日本軍による細菌戦が、反人類・反文明・反倫理的であるという本質を暴くことで、戦争と医学、戦争と良知、戦争と平和に対して深く反省し、人権と自由を尊重し、文明と平和を提唱するよう世の中の人々に訴えることを目指している。また、旧日本軍が犯した戦時中の犯罪と戦争責任を明示することで、人々がその中から歴史的教訓を汲み取り、しっかりと心に刻みつけ、そのことについて深く考えて欲しい」としている。

731遺跡群は、戦争に利用するための細菌兵器の研究開発・実験・製造を目的とした、唯一無二で、最大規模の大本営であり、人類と自然環境に危害を及ぼすという代償をもたらした細菌戦の基地となる。同遺跡は、ほぼ完全な形で保存されており、文化財・文献・記録資料が豊富に残されており、731部隊が細菌兵器の研究開発・製造・使用を進め、細菌戦の準備・実施した全プロセスが示され、正真正銘の史実と確かな証拠を確認することができる。(編集KM)

「人民網日本語版」2017年3月23日

 
旧日本軍731部隊の罪証資料展が蘭州で開催--pekinshuho
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