2022年北京冬季オリンピック・パラリンピックのエンブレムデザイン募集が20日に始まり、北京のアートデザイン大学で学ぶデザイナーやアマチュアデザイナーが募集弁公室にやって来て、自分の作品を提出した。京華時報が報じた。

エンブレムのデザインは、プロデザイナーの仕事と思ってはならない。景山学校（北京）に通う小学3年6組の生徒約20人も同日、教師や保護者に連れられてエンブレム募集弁公室にやって来た。生徒たちは教師のサポートを得ながら、純粋な思いでエンブレムのデザインを作り、同五輪に対するあこがれや期待を自分の作品に込めた。

北京冬季五輪組織委員会は7月31日、同五輪招致決定1周年を記念するイベントで、世界中からエンブレムのデザインを募集することを発表し、中国国内外の各界の関係者やプロのデザイン機構などの間で話題となった。同組織委員会は公式微博（ウェイボー）アカウントを開設し、今月17日の時点で、エンブレムデザイン募集に関する投稿のクリック回数は661万9千回に達するなど、社会で大きな反響を呼んでいる。

エンブレムのデザイン募集は北京時間今月30日午後4時が締め切りで、関連資料は組織委員会の公式サイト(http://www.beijing2022.cn/)でダウンロードすることができる。組織委員会は12月に選考を行い、10作品に絞られる。各入賞作品に1万元（約16万円）元が送られ、3位以内に入ると賞金3万元（約48万円）が送られる。最終的に、22年北京オリンピック、パラリンピックのエンブレムに採用されるとそれぞれ賞金10万元（約160万円）が送られる。ちなみに、3種類の賞金は累積できない。また、2次選考通過の作品が得られる賞金は最高3万元。最終的に採用される作品が得られる賞金は最高で20万元。採用されたエンブレムは2017年下半期に発表される予定だ。（編集KN）

「人民網日本語版」2016年11月22日