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「2人っ子政策」実施から1年 年末には2人目の出産ラッシュ到来か
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· 2016-11-01 |
タグ: 2人っ子政策;人口;社会 | 印刷 |
「2人っ子政策」(全ての夫婦に二人の子供の出産を認める政策)が、第18期五中全会(第5回中央委員会全体会)のコミュニケに取り上げられ、実施から1年経った同政策の全国各地における実施状況が明らかになった。新華社が報じた。
南開大学人口・発展研究所の原新教授は、「様子見や、妊娠・出産準備などの要素の関係で、2人っ子の母親の多くは2人目を妊娠中というのが現状だ。本当の出産ラッシュは、早くとも今年末に到来するだろう」との見方を示した。
○ほぼ合致した「現状」と「予測」
国家衛生・計画出産委員会の王培安・副委員長は、9月末に開催された全国政治協商会議人口資源環境委員会座談会において、「今のところ、『2人っ子政策』は問題なく実施されており、2人目の出産状況は、予測とほぼ合致している」と述べた。
王副委員長は、「今年、中国では出生届の届出件数は明らかに増加しており、新生児の数はかなり増えている。上半期の全国の新生児数は、前年同期比6.9%の831万人、2人目の子供の割合は、同6.7ポイント増の44.6%に達した」と紹介した。
北京や広州などの大都市では、「2人っ子政策」の実施後、2人目の出産願望は徐々に高まり、公立病院の産科の多くでは出産受け入れのための枠を確保することさえ難しい状況に陥っている。
だが、一部省の市や県では、2人目出産に対する意欲はかなり「冷めて」いるという。安徽省のある県級市の衛生・計画出産委員会の担当者は、「今年初めに市が実施した『2人目の出産願望』に関する調査の結果、2人目を望む夫婦は20%だったことから、年間では、2人目の子供の新規増加数は2千人前後になると予想される」と話した。だが、10月までの時点で、同市の新生児増加数(前年同期比)は、予想よりはるかに低い555人にとどまっているということだ。
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