今年の台風第4号「ニーダ」が中国大陸部に接近、強烈な台風で珠江デルタ地域に上陸して猛威を振るう見通しだ。8月1日、広東省は緊急防風救助緊急時対応措置を24時間以内に2段階引き上げ、1級を発令した。広州市は、政府部門と緊急援助当局を除き、2日は全市内で営業活動の停止、生産活動の停止、および休校を実施すると宣言した。また、深セン、珠海、中山、恵州の各地でも、タイミングを見て、休業・休校・商い停止・輸送停止などの手段を講じ、「ニーダ」の襲来に臨む構えだ。人民日報が伝えた。
「ニーダ」は、2日午後から夜にかけて、風速24.5~28.4 m/sの熱帯性暴風あるいは強熱帯性暴風のレベルの勢力を保ちながら、玉林~梧州一帯から広西チワン族自治区内陸部に上陸する見込み。広西電網公司は1日午前、各専門チームを立ち上げ、台風による暴風雨の影響を最小限に抑えるために、部署の再配置を行った。同社は引き続き、台風青色警報を出し、暴風雨の動態に高い注意を促している。同社の各種防風・防水対策作業は、すでに万全の準備を整えており、自治区内の生活・生産用電気を保障するため、12の専門に分かれた緊急隊員約1万人、緊急時援助車両71台、発電ユニット791台、UPS電源車10台が、発動命令に応じるために24時間体制で待機している。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年8月2日