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李怒雲氏
「森林蓄積、管理、二酸化炭素吸収源を強化する」 |
鄧亜卿 · 2015-12-10 · 北京週報 |
タグ: 二酸化炭素吸収源;気候変動;社会 | 印刷 |
――現在、中国政府は(林業)二酸化炭素吸収源の増加を促進する上で、どのような政策や措置を講じているのか?今後の関連政策に何を期待するか?
現在、中国政府は林業(造林)発展モデルを調整しており、造林や森林面積増加の重視から、森林の持続可能な管理や質向上を重視する方向へと転換しつつあり、それによって中国の森林二酸化炭素吸収源を増やし、同時に森林保護への注力を増し、森林二酸化炭素排出の削減を重視するようになっている。また、科学研究にいっそう力を入れることで、林木新品種を育成し、森林管理の新技術を研究開発するなど、科学技術で中国の林業発展促進を支えようとしている。
林業による二酸化炭素吸収元源増加促進に関して言えば、国が林業への資金投入を増やすことを望んでいる。現在中国は森林資源数が増加し、質が向上する着実な発展期に入っており、林業環境構築の難度が高く、力強い資金的保証を必要としている。また社会各界、特に二酸化炭素排出企業には、環境保護意識を高め、気候変動対応に積極的に参加して、造林資金を寄付し、二酸化炭素排出を減らしてほしい。これは我々企業や個人が自ら行動すべき問題だと思う。また、現在ではわざわざ出向かなくても造林の資金寄付ができるし、低炭素生活を実践し、気候変動対応のアクションを取ることができる。当基金会のウェブサイトでも、オンライン寄付の形で造林のための資金を寄付することが可能だ。
――今年の気候変動パリ会議にどのような成果を期待するか?
まず、各国の積極的な推進の下で、今回の気候変動会議が法的拘束力のある新たな枠組みを採択することを希望する。次に、先進国が過去に二酸化炭素を排出し続けてきたという視点に立って、引き続き率先して排出量削減義務を負い、発展途上国に気候変動適応技術や資金的支援をもっと提供してほしい。最後に、国際的な林業関連交渉が今後も継続され、新たな枠組みに林業の重要な地位と貢献が盛り込まれ、プラスの意義のある成果が成し遂げられ、それによって世界の気候変動を緩和し、それに適応し、世界の森林生態システムが健全で安定的であるよう促し、ともに我々の地球を守るために貢献することを願う。
「北京週報日本語版」2015年12月10日
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