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五中全会が閉幕 国民生活に関わる具体的な政策多数
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· 2015-11-02 |
タグ: 五中全会 政策 政治 | 印刷 |
▽競争のある分野の商品・サービス価格を全面的に開放する
五中全会では、上記の発展目標を実現させるためには、「刷新、強調、グリーン、開放、共有」の発展理念をしっかりと樹立し着実に貫徹させなければならないとされた。この10文字の理念も今回初めてうち出されたものだ。
コミュニケはやや多くの文字を費やして「刷新」を強調した。外部の注目を集めるマクロ調整については、五中全会は「マクロ調整方法を刷新し充実させ、地域間の調整コントロールの基礎の上にターゲットを絞った調整コントロールの取組を強化し、政府の価格形成に対する干渉を減少させ、競争のある分野の商品・サービス価格を全面的に開放する」ことをうち出した。
先に政府が発表した「価格メカニズムの改革推進に関する若干の意見」に基づき、水、石油、天然ガス、電気、交通・輸送などの分野の価格改革を推進し、競争のある段階の価格を開放し、市場による価格決定の役割を十分に発揮させるという。
▽高校段階の教育を普及させる
注目されるのは、中国の9年間の義務教育の全面的普及の基礎の上に、五中全会は初めて「高校段階の教育を普及させる」ことをうち出したことだ。
コミュニケのこの点についての具体的な記述はこうだ。「教育の質を高め、義務教育のバランスの取れた発展を推進し、高校段階の教育を普及させ、中等職業教育の学費・雑費の免除を段階的に分類推進し、貧困情報を記載した文書・カードが作成された経済的に困難を抱えた家庭出身の学生に対し率先的に普通高校の学費・雑費の免除を実施し、経済的に困難を抱えた家庭出身の学生に対する支援の全面的カバーを実現する」。
教育部(教育省)は今年5月に下達した「2015年の高校段階の学校の学生募集業務の着実な実施に関する通知」の中で、、学校運営の条件を改善し、普及のレベルと学校運営の質をさらに高め、発達の遅れた地域と少数民族居住地域では中等職業教育の発展を高校段階の教育普及の重点とすることを求めた。
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