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南中国海問題、中米は建設的意思疎通を保つべき
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· 2015-10-10 |
タグ: 中米;南中国海;政治 | 印刷 |
米国の一部の軍人が国際法を顧みず、ダブルスタンダードを乱用して、非建設的な見解のために用い、中米関係に対する人々の認識を時にミスリードしていることは明らかだ。「海洋の脅威」とのレッテルを中国が受け入れることはできない。南中国海における中国の現有の活動は、いかなる他国の正常な航行も妨害していない。もし米国が中国海軍が将来南中国海で他国の航行を妨害する、あるいは島・礁建設によって中国がそうした能力を持つことを懸念するのなら、直接レッテルを貼るのではなく、そうした懸念についてさらに意思疎通を行い、相互理解を強化すべきだ。実際のところ、中国は南中国海において他国の航行を妨害したことはなく、今後もそうすることはない。
スウィフト司令官はこんな奇妙な見解も示した。「もし中国の示すような海洋での脅迫行為に勇敢に向き合わないのなら、こうした行為は陸地にまで拡大し、『摩擦点』になる」というものだ。これは米国自身のことを語っているように聞こえる。歴史を振り返れば難なく気づくことだが、米海軍は1893年に海からハワイを併呑し、1950年に海から中国の台湾に来て長期駐軍し、1964年には北部湾(トンキン湾)から北ベトナムへの大規模な爆撃を発動し、2003年には海からイラク政権を転覆する行動を発動した。これらの全ては海から陸上へと至ったものであり、かつ中国の行動ではない。
極めて強い憂患意識を持つ米国が将来に対して事前策を講じるのは理解できる。だが他国が米国の最盛期の覇権行為を模倣しないようにするためには、米国はまず覇権行為を止めるべきだ。米海軍は両国首脳会談の共通認識の精神に基づき、中国側と建設的な対話を真剣に行い、誤解を解消し、相互信頼を強化すべきであり、根拠のない発言をあちこちでまき散らすべきではない。中国は海上での正当な利益を断固として守るが、米国に学んで覇権を唱える意図はない。中国が「海上の脅威」となることはない。真の「海上の脅威」を防ぐ面で中米共に責任があることに鑑み、両大国は建設的な意思疎通を保ち、建設的な対話を行うべきだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年10月9日
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