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「上海精神」を発揚し運命共同体を構築する
上海協力機構加盟国元首理事会第18回会議における習近平主席の演説 |
· 2018-06-29 |
タグ: 上海協力機構;運命共同体;政治 | 印刷 |
編集者の言葉
2018年6月10日、上海協力機構(SCO)加盟国元首理事会第18回会議が青島国際会議センターで行われた。同会議はSCO加盟国拡大後初めて開催されたサミットであり、国際社会から極めて注目を集めた。習近平中国国家主席は会議の議長を務め、重要演説を行った。習近平主席の演説は、SCO17年来の発展成果と、現在世界が大きく変革する中で存在する前向きな発展趨勢を総括し、時代の難題を解く「五観」(発展観、安全保障観、協力観、文明観、グローバル・ガバナンス観)を打ち出し、SCO運命共同体構築に関する五大提案を行った。具体的な演説内容は以下の通りである。
【SCO17年来の発展成果の総括】
あと5日で、SCOは17周年を迎える。今と昔を比べてみると、本機構は非凡な発展過程を経て、重大な成果を収めてきた。
17年来、我々は「上海協力機構憲章」、「上海協力機構加盟国長期善隣友好協力条約」をよりどころとし、同盟を結ばず、対立せず、第三者を標的にしない建設的パートナーシップを構築してきた。これは国際関係理論と実践における重大な革新であり、地域協力の新たなモデルを切り開き、地域の平和と発展のために新たな貢献を果たした。
現在、SCOは世界で最も面積が広く、最も人口が多い総合的地域協力組織であり、加盟国の経済総量と人口総数はそれぞれ世界の約20%、約40%を占めている。SCOにはオブザーバー国が4カ国、対話パートナー国が6カ国あり、しかも国連など国際・地域組織と広範な協力関係を築いており、国際的影響力は絶えず高まり、世界の平和と発展を促進し、国際的な公平性と正義を守る軽視できない重要なパワーとなっている。
SCOが旺盛な生命力と力強い協力原動力を終始維持している根本的原因は、「上海精神」を新たに打ち出し、しかも終始実行しており、相互信頼、互恵、平等、協議、多様な文明の尊重、共同発展の追求を主張してきたことにある。これは文明の衝突や冷戦思考、ゼロサームゲームといった古い観念を超越し、国際関係史の全く新しいページをめくり、国際社会からますます広範な賛同を集めつつある。
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