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鳩山由紀夫元首相「日中は人類共通の脅威である新型肺炎に協力して対処すべき」
本誌記者・植野友和  ·   2020-02-20  ·  ソース:北京週報
タグ: 新型肺炎;中日関係;政治
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鳩山由紀夫元首相(写真=鳩山由紀夫事務所提供)

中国で新型コロナウイルスによる肺炎が発生して以降、今日に至るまで日本から中国にさまざまな支援やエールが送られている。その中でも鳩山由紀夫元首相は中国の人々へビデオメッセージを寄せ、自らも支援物資を数回に渡って送るなど、中国との強い連帯を行動で示している。この度、鳩山氏は本誌の取材に対し、次のように語った。

「新型肺炎はもはや日本にとっても対岸の火事ではなく、人類共通の脅威であり、このような時こそ両国は協力すべきです。特に感染症の検査技術について、中国は世界に先行していると聞いています。迅速な検査キットの開発や試薬の研究、ワクチン開発などを共同で進めるべきです」

また、新型肺炎の防止・コントロールのために中国が取った対応について、鳩山氏は次のように考えている。

「人類共通の危機に対して、関係機関と連携しながら果断に対応を進めていると評価しています。この点については日本も、法整備を含めて学ぶべきです」

現在、中国では新型肺炎の防止・コントロールを進めると同時に、経済面での影響を最小化するためのさまざまな措置が取られ、各地の企業や工場などでは仕事再開が始まっている。この度の事態が中国経済、また中国に進出している日本企業に与える影響について、鳩山氏はどのように分析しているのだろうか。

「中国経済に対する影響について、ある程度は避けられないでしょうが、偉大な中華文明の歴史に鑑みれば一時的なものであると考えます。経済成長のみならず人々の生活環境の向上、幸福感を高めるような知恵や新たなチャレンジが生まれ、中国経済は回復するものと信じています。また、日中間の経済について言うと、既に製造業のみならず観光業、インバウンドに関する事業等に大きな打撃が出ています。マスクでさえ、原材料の大半を中国からの輸入に依存しているため、品薄に拍車がかかったと聞いています。両国はまさに『一衣帯水』であり、特に経済においては既に相互依存・共存関係にあるという事実をわれわれは再認識することとなりました」

これまで一貫して中日友好に取り組んできた鳩山氏は、平時においてはもちろんのこと、危機にあってこそ両国は結束すべきと語り、中国の人々に次のようなエールを送った。

「2011年、日本を襲った東日本大震災の際に、中国から多くのご支援を頂いたことを、われわれは決して忘れてはいません。先日、日本から中国へ届けられた物資に、このような言葉が書かれていたそうです。『山川異域、風月同天』(山河は違えども自然の風物は繋がっている)。この言葉を、武漢、湖北省、中国全土で危機に直面し、立ち向かっている、すべての中国の友、そして運命共同体たる人類に送ります。あなた方は、1人ではありません。私達も共に向き合い、戦っていきます」

「北京週報日本語版」2020年2月20日

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