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「一帯一路」が世界経済地理を再構築する
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· 2017-05-02 · ソース: |
タグ: 一帯一路;経済グローバル化;政治 | 印刷 |
5月14日に北京で開催される「一帯一路」(「シルクロード経済ベルト」と「21世紀海のシルクロード」)国際協力サミットフォーラムは、中国外交史上マイルストーン的意義を持つ出来事となり、中国が世界の発展をリードする上でのハイライトになるだろう。
サミットフォーラム開催の重大な意義
(1)国際協力をリード
「一帯一路」は中国が先頭に立って提唱している国際協力提案である。さらに今回のフォーラムは「一帯一路」提案が打ち出されて以来、中国がこの提案に関連して主催する最高規格の国際会議である。世界経済が低迷の苦境を突き破り、「反グローバル化」の流れを逆転させるために、フォーラムはより強力なプラスのエネルギーを提供するだろう。
(2)影響の範囲が極めて広く、程度が極めて深い国家間協力計画に
打ち出された当初から、「一帯一路」提案は全ての先進国と発展途上国に配慮すると同時に、全ての域内・域外諸国に開放することを明確に示していた。今回のフォーラム期間中、各方面は3年余りの成果と経験をさらに総括し、さらに大きな知恵を結集し、さらに多くの共通認識を醸成し、力を合わせて大きな事業を成し遂げる仲間が増えることだろう。
(3)地域協力から国際協力へとグレードアップ
今回のフォーラムは110カ国の官僚、学者、企業家、金融界やメディアなど各界関係者の参加が確定しており、参加者の総数は1200人以上に上り、ヨーロッパ、アジア、北米、中南米、アフリカなどの地域に及んでいる。「一帯一路」提案は従来の地域の制限を超え、世界の大多数の国から賛同を得ており、真にグローバルな協力の場となっている。
サミットフォーラムの見どころ
(1)より多数、よりハイレベルの協力合意書締結が見込まれる
現在、中国側はすでに40余りの国・国際組織と「一帯一路」共同構築に関する協力合意書を締結している。今回のフォーラム期間中、この成果が倍増する見込みで、さらに20近くの国、20余りの国際組織とも協力文書締結について協議を行っている。同時に、今回のフォーラムは参加各方面が政策措置をさらにリンクさせ、次なる段階の重点協力分野を協議して確定し、戦略・計画・政策がリンクしたハイレベル協力の場を構築するよう促し、地域全体の発展レベル向上を導くと見られている。
(2)「一帯一路」関連作業のより実務的・高効率な実行を促す
今回のフォーラムの開催で、今後数年内の「一帯一路」全体協力計画とアクションプランが策定され、G20に類似した作業メカニズムが形成され、実質的行動のために基礎が固まることが見込まれる。フォーラム期間中、各方面は重点協力プロジェクトをさらに整理してリンクさせ、協力プロジェクトのリストを作成し、プロジェクトの確実な実行を保証し、「一帯一路」枠組み内の2国間・多国間協力メカニズムの牽引作用をさらに強化していくだろう。
(3)世界経済の相互接続が確かな一歩を踏み出すことを促す
「一帯一路」の本質は、規模が壮大で、極めて深い、相互に関連した、世界経済地理を再構築する革命であり、その鍵はインフラ相互接続の実現にある。さしあたっての予測では、今回のフォーラムで、中国側関連部門は関係国の対応部門と20件近くのアクションプランを策定する見込みで、分野はインフラ、エネルギー資源、生産能力協力、貿易投資など多岐にわたる。それによって「一帯一路」経済地理の再構築がさらに進み、ヨーロッパ・アジア・アフリカ大陸の一体化と共同発展が実現し、最終的に世界経済地理が再構築され、世界のインフラ現代化が促され、世界経済の成長が高まり、世界の一体化が実現するだろう。
今回のフォーラム開催は、「一帯一路」構築が新たな発展段階に入るのを促すだけでなく、中国がより自信に満ちた態度で経済グローバル化の提唱者、推進者、牽引者の役割をしっかりと果たすことを明らかに示している。
「北京週報日本語版」2017年5月2日
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