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「日本企業は中国市場への見方を変えるべき」富士フィルム
  ·   2018-10-16
タグ: 日本企業;中国市場;経済
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富士フィルムが博覧会に出品する製品は従来の事業ではなく、医療・ヘルスと高性能材料という2大分野のものに重点が置かれる。いずれもここ10数年にわたる「モデル転換・再生」の成果が凝縮されたもので、たとえばフィルムの抗酸化技術から派生して開発が進められた化粧品、臓器の細分化(人体解剖構造の自動認識)に利用できる人工知能(AI)技術、がんの早期診断に役立つ医用画像情報システム、省エネ効率の高い圧電薄膜、断熱・遮熱フィルム、イオン交換膜、次世代データカートリッジ、偽造防止効果のある特殊インク、可食インクなどがある。中国初お目見えの製品もある。

武冨氏は、「今の富士フィルムはもはやカメラのフィルムを生産しておらず、これは自動車メーカーが車を作らなくなり、鉄鋼工場が鉄鋼を生産しなくなったようなものだ。選りすぐりの製品を展示して、新しいイメージを紹介するほか、今回の博覧会では次のようなことを知りたい。中国市場でニーズがあるのはどのような中核技術なのか、中核技術を導入して中国市場に切り込むにはどうすればよいのか、中国市場のニーズが私たちのどの技術の研究開発にヒントを与え発展を促すのか、さらには世界的な応用につながるのかなどだ。こうした問題について博覧会で掘り下げた意見交換を行い、有効な協力につなげていけたらと考えている」と述べた。

武冨氏は32年前に大学を卒業して富士フィルムに入社した。2017年7月に中国に赴任するまでは、ずっと日本、米国、英国などの発達し成熟した市場で働いてきた。中国に赴任すると、2つの点で非常に大きな刺激を受けたという。それは中心事業が変化して、一般の消費者から遠ざかったため、中国市場における富士フィルムブランドの知名度は以前ほどではなくなっていたこと。また中国市場の変化と成長が非常に早く、欧米で働いていた時に感じたスピードを遙かに上回っていたことだった。

武冨氏は、「中国は数年前に日本を抜いて世界2位のエコノミーになった。日本人として、中国で働き、中国で起きている巨大な変化を身をもって体験できることを非常にラッキーだと思う。今日、富士フィルムは中国市場で次のステージに上れるかどうかの重大な挑戦に直面しており、第1回博覧会が理想的なきっかけとなり、プラットフォームになることを願う」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2018年10月16日

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